プログラミングスクール卒業後の転職活動について解説

プログラミングスクールで学んだスキルで本当に転職できるのかな?
プログラミングスクール卒業後の転職活動ってどうやって進めたらいいのだろう?
今回はこのような疑問に答えていきます。
結論: 未経験からエンジニアになるのは可能ですが、エンジニアを目指す人が増え、以前よりハードルが上がっています。
- プログラミングスクールに通うか悩んでいる人
- プログラミングスクール卒業後の転職活動について知りたい人
この記事はこのような人を対象としています。
この記事の信頼度
・エンジニア歴10年以上
・IT企業転職歴も3回以上
・プログラミングスクール運営側の経験あり
・現在はフリーランスエンジニアとして企業に常駐(在宅勤務)

目次
- プログラミングスクール卒業後の転職事情
- プログラミングスクールから転職先を紹介する
- 転職のサポートを行うプログラミングスクール
- 教育のみを行うプログラミングスクール
- プログラミングスクールで転職先を紹介される場合の注意点
- 転職保証では内定を拒否すると返金されない場合がある
- 転職先が希望通りの企業ばかりではない
- 転職エージェントに比べると求人数は圧倒的に少ない
- プログラミングスクール卒業後の転職について考える
- 転職先にこだわらずにとにかくエンジニアになる
- プログラミングスクールの紹介も受けながら転職エージェントで同時に探す
- 自分で探す
- まとめ
プログラミングスクール卒業後の転職事情
近年、プログラミングの需要が高まるとともにプログラミングスクールを受講する人が増えています。
受講する人のほとんどが「プログラミングスクールで学んだことを活かしてエンジニアに転職したい」という思いを持って学習に励んでいるのではないでしょうか。
プログラミングスクールによって、卒業後の転職事情は様々です。それでは、大きく3つのタイプに分けて解説していきたいと思います。
01プログラミングスクールから転職先を紹介する
人気を集めているのが転職先を紹介してくれるプログラミングスクールです。プログラミングを教えてくれるメンターとは別にキャリア専門のメンターが在籍し、転職エージェントのような役割でサポートしてくれるシステムになっています。
スクールと提携した企業に就職が決まった場合、スクールの受講料を全額返金するというサービスを展開しているスクールもあります。
02転職のサポートを行うプログラミングスクール
転職先の紹介はないものの、転職活動のサポートを行っているプログラミングスクールもあります。以下の点を転職に必要な準備をキャリア専門のメンターがサポートしてくれます。
- 転職に関する相談
- 自己分析
- 職務経歴書や履歴書の添削
- 面接練習
転職活動の経験がない方は、何から準備して良いのかどのように対策したら良いのかわからないことだらけです。そんな時にプログラミングスクールのプロのキャリアメンターがサポートしてくれるというのは非常に心強いです。
03教育のみを行うプログラミングスクール
転職先の紹介やサポートを一切行っていないプログラミングスクールもあります。また、転職サポートが付帯しているコースとそうでないコースが分かれている場合もあります。
プログラミングスクールを受講するものの、特に転職は考えていないという人にとって転職サポートは必要ないかと思います。転職を考えている人は転職サポートが付帯しているスクール・コースを選択するようにしましょう。
プログラミングスクールで転職先を紹介される場合の注意点
転職先を紹介してくれるプログラミングスクールが人気を集めていますが、いくつか注意点があります。
01転職保証では内定を拒否すると返金されない場合がある
最近は転職保証をしてくれるプログラミングスクールが増えてきています。スクールによって保証内容に違いはありますが、大きく下記の2つに分けられます。
- 万が一エンジニア転職できなかったら受講料を全額返金
- スクールが紹介した企業に就職が決まると受講料を全額返金
プログラミングスクールの受講料は高額であるため、全額返金という言葉に魅力を感じる人も多いでしょう。
受講料の返金は、スクール側と企業が提携しているからこそできるサービスです。つまり、スクールと提携していない企業に就職しても全額返金の対象にならないためご注意ください。
2の「スクールが紹介した企業に就職が決まると受講料を全額返金 」という保証には落とし穴があります。
プログラミングスクールが紹介した企業のみが返金対象となるため、紹介してくれた企業の内定を拒否した場合は受講料が返金されない可能性があります。
02転職先が希望通りの企業ばかりではない
プログラミングスクールが紹介してくれる転職先が希望通りの企業とは限りません。
自分が望むような業務内容でない場合もありますし、いわゆるブラック企業の場合もあります。プログラミングスクール以外からも情報を集め、多角的な視点で判断するようにしましょう。
03転職エージェントに比べると求人数は圧倒的に少ない
プログラミングスクールが持っている求人数は、転職エージェントに比べるとどうしても少なくなります。
また、就業地域も東京である場合が多いため、地方での就業を望んでいる方には紹介が難しいケースがほとんどです。
プログラミングスクール卒業後の転職について考える
プログラミングスクールを卒業した後、どのように転職活動を進めていけばよいのでしょうか。具体的な方法を3つご提案します。
01転職先にこだわらずにとにかくエンジニアになる
あなたは転職先を探す時、どのようなことを重視しますか?
- 業務内容
- 就業場所
- 就業時間
- 福利厚生
人によって転職先を選ぶポイントは様々です。しかし、あまりこだわりすぎると選択肢が狭まり転職先はなかなか見つかりません。
そんな時は「経験を積むため」と割り切って転職先を決めることも1つの手かと思います。IT業界は転職が当たり前で、1つの企業で定年まで勤め上げる人は年々少なくなっています。
経験を積んだ後は転職もしやすくなります。まずは実務未経験という状態からステップアップするために、条件を妥協してでもエンジニアとして経験を積むことを優先するのもよいのではないでしょうか。
02プログラミングスクールの紹介も受けながら転職エージェントで同時に探す
プログラミングスクールが紹介してくれる企業が自分の希望とマッチするとは限りません。そのため、並行して転職エージェントにも登録することをおすすめします。
上述したように転職エージェントはプログラミングスクールよりも多くの求人情報を持っています。いち早く転職先を見つけたい方は、プログラミングスクールの転職サポートだけを頼りにするのではなく、転職エージェントも有効に活用していきましょう。
ただ、プログラミングスクールの返金制度を利用する予定の方は、転職エージェントを介して就職を決めてしまうと返金対象外となる恐れがありますのでお気をつけください。
03自分で探す
プログラミングスクールの転職サポートが受けられない場合、自分で転職先を探すことになるかと思います。最近は、ネットで求人情報も閲覧できますし、Wantedlyなどのサービスを活用して自分で面接までこぎつける方もいます。
ただ、完全に一人で転職先を探すのはリスクがあります。実務未経験からエンジニアとして働くつもりで就職したのに、全くプログラミングと無関係な業務を与えられるという事例もよく聞きます。
プログラミングスクールに転職サポートが付帯していない場合であっても、完全に一人で転職先を探そうとするのではなく、転職エージェントなどのプロの力を借りることをおすすめします。その際は希望条件をしっかりと伝えましょう。
まとめ
今回は、プログラミングスクール卒業後の転職活動について解説しました。
プログラミングスクールによって、転職サポートの内容は様々です。まずは、自分が受講している、受講しようとしているプログラミングスクールのサポート内容をチェックしてみてください。
エンジニア転職保証が用意されているスクールも増えてきましたが、保証内容もスクールによって様々です。特に受講料返金制度の利用を考えている方は、詳しい適用条件などもしっかり理解しておいて下さい。
また、プログラミングスクールのサポート内容だけでは不安な場合もあります。そんな時は、並行して転職エージェントを活用することも必要な場合があるということを覚えておきましょう。
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