
このような疑問をお持ちの方に向けて書いています。
教育訓練給付制度は国が雇用の安定と就職の促進を図るために必要と認めた教育訓練に対して、受講費用の一部を支給する制度です。最大で70%が給付されます。
少ないですが、プログラミングスクールの中にも教育訓練給付金を支給すると認められたスクールがあります。
就職・転職を目指せる内容であると国が認めた、教育訓練給付制度が使える以下の5社のプログラミングスクールについて紹介していきます。
教育訓練給付制度が使えるプログラミングスクール
教育訓練給付制度が気になる方、プログラミングスクールをできるだけ安く受講したいと考えている方、プログラミングスクール選びで悩んでいる方を対象としています。
国の制度なので、対象の方は使うことをおすすめします。現役のフリーランスエンジニアの僕が丁寧に解説していきます。最後までご覧ください。
プログラミングスクールの教育訓練給付制度について
プログラミングスクールのHPを見ていると教育訓練給付制度が使えると書いてあるスクールがあります。教育訓練給付制度が使えるスクールは、安く受講できるメリットがあります。
ぜひ、ご自分が制度の対象かどうか確認して、対象であるならば制度を使えるプログラミングスクールを候補に入れてみるのはいかがでしょうか。
教育訓練給付金とは
教育訓練給付金について厚生労働省では、以下のように説明しています。
働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とし、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給されるものです。
また、初めて専門実践教育訓練(通信制、夜間制を除く)を受講する方で、受講開始時に45歳未満など一定の要件を満たす方が、訓練期間中、失業状態にある場合に訓練受講をさらに支援するため、「教育訓練支援給付金」が支給されます。
参照元: 厚生労働省
雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度です。
参照元: ハローワーク
上記に書いてあることを簡単にまとめると国が条件を満たしている人に対して、再就職の支援をしますということです。ハローワークの記述を見ると雇用保険で使える制度だということがわかります。
教育訓練給付制度を使うための条件
教育訓練給付制度は誰でも使えるわけではなく、条件を満たした人のみが対象となっています。
ハローワークによると下記のような人を対象としていますが、ご自分が使えるかどうかわからない場合は、最寄りのハローワークに行き確認してみることをおすすめします。
受講したいプログラミングスクールに問い合わせると、どのような手続きが必要か確認しても教えてくれると思います。
一般教育訓練給付金について
受講開始日現在で雇用保険の支給要件期間が3年以上(初めて支給を受けようとする方については、当分の間、1年以上)あること、受講開始日時点で被保険者(※1)でない方は、被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内(適用対象期間の延長が行われた場合は最大20年以内)であること、前回の教育訓練給付金受給から今回受講開始日前までに3年以上(※2)経過していることなど一定の要件を満たす雇用保険の被保険者(在職者)又は被保険者であった方(離職者)が厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合に支給。
参照元: ハローワーク
専門実践教育訓練給付金について
受講開始日現在で雇用保険の支給要件期間が3年以上(初めて支給を受けようとする方については、当分の間、2年以上(※1))あること、受講開始日時点で被保険者(※2)でない方は、被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内(適用対象期間の延長が行われた場合は最大20年以内)であること、前回の教育訓練給付金受給から今回の受講開始日前までに3年以上(※3)経過していることなど一定の要件を満たす雇用保険の被保険者(在職者)又は被保険者であった方(離職者)が厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合に支給。参照元: ハローワーク
条件を満たしているかわからない場合
- ハローワークで確認する
- プログラミングスクールで相談する
職業訓練と教育訓練給付制度の違い
職業訓練については聞いたことがあるかもしれませんが、再就職のために技術を身につけるため失業保険を受給しながら学習する制度です。
教育訓練給付制度の場合は、受講費用の割引を受けられますが、失業保険は受給できなかったと思います。専門ではないためハローワークに確認してみてください。
教育訓練給付制度を使えるメリット
上記には難しい内容が書いてありますが、とにかく最大のメリットは大きな割引が受けられるということです。例えば、50万円の受講費がかかる講座の場合15万程度で受けられることになります。
メモメモ
プログラミングスクールによって給付金の額に違いはありますが、最大で70%給付される可能性があります。
さらに資格取得のための学習ができたり、新たなスキルを身につけて転職ができる可能性が高くなります。
再就職を支援するための学習ができると国に認められた
冒頭で触れましたが、就職の促進を図るために国が支援している制度なので、就職するためのスキルを身につけられるという特徴があります。
就職するためには、それなりに内容の濃い学習をする必要があるため、高額な料金になりやすい転職コースなどが対象になっています。そのようなコースを安く受講できる制度は対象者にとってメリットしかありません。
チェック
転職保証が付いていて、給付金の対象になっているダブルでお得なスクールもあります。
最近はAIやIoTとといった技術を扱うエンジニアの需要が高く、そのような学習ができる講座が増えています。このあたりの技術を習得すると、就職や転職できる確率が高くなります。
教育訓練給付制度を利用しエンジニアを目指すのがおすすめな理由
教育訓練給付制度を利用してエンジニアを目指すメリットも解説していきます。
仕事をしならが給付制度の利用ができる
プログラミングを学ぶには時間がかかります。早くても3ヶ月、余裕を持って1年くらい学習や転職の期間を考えておく必要があります。個人的には長期戦の可能性を考えて仕事をしながら学習をすすめています。
仕事との両立は時間的にも大変ですが、上記のように金銭的に苦しくなるというデメリットはなくなります。プログラミングが自分には合わないという状況になっても現在の仕事について考えなおすことができます。
ココに注意
- 予定通りに就職できなくなるリスクを防げる
- プログラミングが自分に合わないと感じても、今の仕事に戻れる
高額な学習プログラムを安く受講できる
受講料が100万を超えるプログラミングスクールもあります。教育訓練給付金で70%支給されると実質30万で受講できます。
就職ができるとわかっていても高額な場合は受講できないという人が多いでしょう。けれども給付金の支給があることで受講できる人もいます。
100万を超えるスクールは相場を考えても高いと思いますが、その分サポートが手厚かったり理由があるのでしょう。
エンジニアは不足が続く
エンジニアは何年も不足しており、ある程度の技術を身に付けた人を企業は必要としています。
けれども経験があるエンジニアの採用が難しいと考えている企業は多く、未経験者でも基本を身に付けた人であれば採用したいと考えている企業も多くあります。
全くの未経験の人を採用し教育するコストを考えると基本的な部分を身に付けた人の方を欲しいと思っています。
教育訓練給付金の利用ができるプログラミングスクールのコースは、就職を目指せるため、必要なスキルを身につけることができます。
SNSで探した教育訓練給付金に関する口コミ
SNSの口コミを見ても給付金制度を利用する価値は高いということがわかります。そしてほとんどの社会人がその対象になっています。
同じ内容の授業を学ぶのであれば安く学べた方がお得ですね。口コミを参考にし考えてみてください。
教育訓練給付制度って、もっと周知されるべきという口コミ
教育訓練給付制度って、もっと周知されるべきです。
雇用保険を一定期間支払った人が、なにかの勉強を始めたときに、お金をもらうことができます。
英会話スクールや通信教育の資格試験だと20%(最大10万円)
大学・大学院(プログラミング、ビジネススクール、医療、福祉)だと、年間で56万円です。
引用: Twitter
たしかに教育訓練給付金制度を知らないという人が多いです。学習意欲はあるが、高くて学べないという人がこの制度を知っていたら学びたいと思うはずです。
給付金制度は副業したい方も使えるという口コミ
会社員の皆さん教育訓練給付制度って知っていますか?
これはプログラミングとか資格をとりたい時に通うスクールなど支払った費用を一部を支給してくれる制度なんです!
副業やりたい方必見です!😆
引用: Twitter
会社に勤めながら給付金制度を使い、スキルを身に付けて副業に活かすということも可能ですね。給付金対象のプログラミングスクールで副業向きのコースがあればよいですが、知っている限りあまりないですね。
転職やキャリアアップのために資格取得もできるという口コミ
転職やキャリアアップのために資格取得などを考えている人は、
国の教育訓練給付制度、ほんとおすすめ!
プログラミング、簿記、英語検定、介護、税理士、大学院修士課程など
お金もらいながら学べるなんて素晴らしいですよね😲
#資格取得 #キャリアアップ #転職
引用: Twitter
会社員は資格取得をすると資格手当が付いたり、昇進の条件に資格が必要な方も多いと思うので教育訓練給付金制度を利用してキャリアアップするというのは現実的な考え方ですね。
教育訓練給付制度が使えるプログラミングスクール5社
教育訓練給付制度が使えるプログラミングスクールをピックアップしてみました。
インターネット・アカデミー
インターネット・アカデミーはオンラインでの学習はもちろんですが、校舎もあるため通学して学びたいという人にもおすすめのプログラミングスクールとなっています。
その他、マンツーマンの学習やグループ内ではWeb制作会社があり、現場レベルのスキルをカリキュラムに反映させているため卒業後に戦力になれる学習をすることができます。
データミックス
世界でもデータサイエンスやAIの分野は注目される一方で、深刻な人材不足となっており2030年には45万人が足りなくなるとのことです。
データミックスは、年間2,200名が受講する日本屈指のプログラミングスクールです。個人向け以外にも法人研修やコンサルティングなどの事業もしている企業が運営しています。
-
-
データミックスの評判を現役フリーランスがレビュー
続きを見る
テックアカデミー
テックアカデミーは受講者も多く人気のプログラミングスクールの一つですが、転職コースでは教育訓練給付金が利用できるようになりました。
まずは無料相談から
Aidemy(アイデミー)
機械学習・AIを専門としているAidemy(アイデミー)。AI人材はまだまだ貴重で高収入を目指せる職業として人気がでています。
- 機械学習やAIに興味がある方
- 高収入を目指したい方
- 数学が得意な方
テックキャンプ
YouTuberマコなり社長が運営しているプログラミングスクールです。高額な受講料で話題になりましたが、ついに給付金の対象になり最大で受講料の70%が支給されます。
もともと高額ではありましたが、サポートは良いスクールなので安く受講できるのであれば候補になるという人も多いと思います。
教育訓練給付制度が使えるおすすめプログラミングスクールまとめ
今回は、教育訓練給付制度について解説してきました。対象の方は使わないメリットはないので、ぜひ給付を受けてエンジニア転職を目指してみることをおすすめします。
紹介した以外にもプログラミングスクールはあると思いますが、まずは教育訓練給付制度の対象なのか確認してみてください。そして早めに行動をおこすことをおすすめします。