このような疑問をお持ちの方に向けて書いています。
コロナの影響でリモートで仕事をするエンジニアになりたいという人が増えています。
Re就活では、2020年1月に実施したアンケートでは「10.1%」だったが同4月では「37.8%」と急増しているとのこと。
このような人気のIT業界。そこで以下のような疑問がでてきます。
- コロナの影響でエンジニアの求人はどうなっているのだろう。
- これからのエンジニアの働き方ってどうなるの?
- 未経験からエンジニアになるハードル上がってない?
- どんなエンジニアが需要ある?
結論から言うとエンジニアの求人は他の職種ほど減ってはいないようですが、経験が少ない場合は厳しくなるかもしれないと。
この記事は、これらの疑問に対して詳しく説明していきます。気になる方は読み進めてみてください。
コロナの影響でエンジニアの求人に対してSNSでの反応
コロナでITエンジニアに影響はある?Twitterでの反応は?
現役のエンジニアたちは、エンジニアの仲間の情報だったり現場の情報について知っている人が多い。コロナでエンジニアたちの仕事についてのツイートをみてみます。
コロナになって、エンジニアになるハードルは相当上がった。
仕事の数自体も激減していて経験者でもあぶれてる人が少なくないのに、エンジニアを目指すコスパは悪くなっていくんだろうな。引き返すなら今だよ。
— ニートのSE (@neet_se) April 23, 2020
少しずつですが、コロナの影響でエンジニア採用を一時的にストップする会社が出てきました。
反面で優秀なエンジニアであれば、変わらず採用したいという企業はあるので、まだどうなるかわかりませんね。
— yuya iwama (@yuyaiwama) March 23, 2020
最近未経験Webエンジニア採用の要求スキルレベルがどんどん上がっているので、今後はコロナショックも相まって、普通の人は独学だと辿り着けないレベルになってくるんじゃないかな。
習うにしても独学レベルにも満たないスクールや情報商材も多いので入口から難易度が高い世界ではありますが。— ひさじゅ@生存者バイアスエンジニア (@hisaju01) March 15, 2020
YouTubeでコロナの影響について話されている
YouTubeでもコロナの影響について、KENTAさんが話されています。未経験者の方の採用は厳しそうという見解ですが、売り込み方を変える必要があると話されています。
コロナの影響について専門家たちの見解は?
Findyよりエンジニア転職市場への影響の調査
「新型コロナウィルスの発生により、御社の正社員エンジニアの採用予定人数に影響が出ていますか?」と伺ったところ、66.7%が「採用人数は変わらない」14.8%が「当初計画より採用人数を減らして採用活動を継続している」3.7%が「当初計画より採用人数を増やして採用活動を継続している」と回答いただきました。
採用競合が減るタイミングでエンジニア採用に力を入れたいという声も届いています。
出典: Findy
キャリア転職サイト「type」よりエンジニア転職への影響
こちらの記事で回答されているのは@キープレイヤーズの高野さんという方です。
全体でどのくらい縮小するのかというと、参考になるのが人材業界の市場規模です。求人数にほぼ比例するこの数値は、リーマンショック時に約40%減少しました。
ただ、エンジニア求人に関しては、今後また劇的に数が減ることはないと考えています。
エンジニアは他の職種よりも圧倒的に売り手市場です。コロナショック前と比較して、需要過多の状況は今も変わっていません。不景気を理由に業務委託やSES等で働く派遣社員の人数を減らす企業は増えていくでしょう。
特に、スキルが低いエンジニアの場合、コロナショックを口実に契約が打ち切られてしまう可能性もあります。
今後は即戦力を求める風潮は強まると思います。スキルの低いエンジニアなど、ポテンシャル層を採用できるのは、余力のある企業だけです。
出典: type
現役エンジニアである僕の周辺でのコロナの影響
僕はベンチャー企業に常駐しています。コロナの前から採用には慎重な企業でエンジニア全員スキルが高い。そのような現場でコロナの影響について話したいと思います。
僕が常駐するベンチャー企業では
コロナの前から週に1、2度のリモートワークを取り入れていたため、少しコロナが流行り始めた3月中旬ころにはほぼフルリモート状態でした。
4月は完全にリモートワークに切り替わり、業務には少しも影響なくシステム構築が進んでいきました。
エンジニアの採用については、スキルの高いエンジニアは募集しても集まりにくいが、SaaS事業でエンジニアもフルリモートで仕事ができ30万以上するMac支給で勤務時間もほぼ自由。と働く条件もよい。
よい条件で仕事ができるため、コロナの影響でスキル高いエンジニアを採用しやすくなるはずと言っていました。
上の方でも書いていた通り、採用の競合が減り条件のよい企業で仕事がしたいエンジニアを狙っているという状況です。
元会社のSESで働く後輩くんの周辺では
元会社は社員の大半がSESで大手SIerに常駐して仕事をしています。未経験から社員になった人が多く、経験も1、2年の社員がけっこう多い。おそらく100名以上。
常駐先から契約の終了を言われたり、常駐先が見つからないといった社員もいるそうです。
会社にもよると思いますが、僕が会社員時代に常駐していた金融関係やお堅いお仕事系のシステムはスペックの低いWindowsデスクトップで仕事をするところがほとんどで、コロナの影響が出てもパソコン持って帰ってリモートでやりましょうとはいかないため仕方がないと思う。
エンジニアの働く環境が大きく変わる
パソコン一つあれば開発できるエンジニアの仕事は、大半の会社が常駐して開発してきましたが、これからはリモートで仕事をし必要であれば出勤するという流れに変わるはず。
SIerがどうかわるか
大きな案件を請負う大手のSIerは多くの下請け企業に仕事を依頼し開発を進めてきたが、今後どのように変わるのか。
現場によってはネットに繋いで開発することも許されなかったので、リモートに切り替えるというだけでも大変な現場もあるはず。
数百人規模のエンジニアが常駐する案件も全てリモートにするのは管理側が大変そう。
デスクトップPCもネックに。安いデスクトップを支給していたが全てノートにする必要がでてきたり。お堅い現場は環境を変えられるのか。
SES企業はどうかわるのか
常駐先がリモートになると、SESの企業も先輩社員と未経験の社員をセットで案件に送り込み、未経験の社員の教育を先輩に任せて経験を積ませるということができなくなります。
経験者はなかなかSESには集まらないので、未経験者を採用できなくなると厳しくなりそう。
自社サービス開発の企業では
元々自社サービス開発の企業は経験者からも人気が高いため未経験の方は入社するのが難しいとされていましたが、今後はもっと厳しくなりそう。
働く環境や待遇面でも安定している人気の企業が多いので、今まで以上にエンジニアの人気が集中しそう。
未経験からエンジニアになるハードル上がったのか
未経験からエンジニア目指す人は、冒頭にあったようにハードルは上がったかもしれません。コロナの影響で難易度があがったのか。
未経験からエンジニアに転職する難易度が上がった理由 - コロナの影響
コロナの影響で難易度が上がったのは間違いないです。会社に出勤している場合であれば、先輩社員が隣で指示してくれて作業をすすめられるかもしれない。
リモートになると自分の業務と並行して、いろんなことがわからない未経験の方を教えるのが大変になるという点が大きいと思う。
常に画面共有して教えるのもつらい。
未経験からエンジニアに転職する難易度が上がった理由 - 技術の進歩により求められるスキルが上がった
IT業界は技術の進歩が早く、エンジニアに求められるスキルの難易度がどんどん高くなっていると思う。
コロナの影響がなくても未経験からエンジニアになるということが簡単ではないということです。
ただ可能性はゼロではないし、開発に対してのモチベが高い人やスキルがある人は採用したいと思うはずです。
エンジニアは売り手市場と言われていますが、採用が絞られること、エンジニアを目指す人が多くなることで競争が激化してくると予想できます。
どんなエンジニアが需要あるのか?
もちろん経験やスキルが高いエンジニアは需要があるのはわかる。けれども未経験でも採用したくなる人はいます。
- 技術に対する強い関心がある人
- スキルがのびそうな人
- 新しい技術が好きな人、学びたいと思う人
- ヒューマンスキルが高い人
話していると本当に開発がしたくてエンジニア目指している人とエンジニアなっておけば良さそうと考えている人はわかります。
それほど技術に興味ないけどリモートワークしたいからといった感じならエンジニアにならない方がいいと思う。苦労した結果、辞めることになる。
まずは開発が楽しいと思えるくらいになりましょう。
エンジニア転職や求人についてまとめ
エンジニアの求人についてはなくなるということはなさそう。ただ採用側は慎重になるのは間違いないため、しっかりとスキルを身につけて転職活動するべきかと思います。
僕は企業常駐型のフリーランスエンジニアなので、それこそいつ契約終了になるかわからないけど、その時は次を探すのみ笑。ここは心配しても仕方がない!
ということで、それぞれが頑張りコロナの収束を願いましょう。そして楽しい開発をこれからも!