今回は、このような誤解をとく内容となっています。
僕は2020年2月にフリーランスエンジニアになって、初めての確定申告をします。僕の場合は税理士にお願いしたので、経費にできるものできないものを税理士に確認したので、その経験でお話します。
こんな方におすすめ
- フリーランスエンジニアの経費について知りたい人
- フリーランスエンジニアがうらやましいと思っている人
- フリーランスエンジニアを目指している人
この記事は、このような人を対象としています。
フリーランスは確かに会社員より経費にできるものが多いかもしれません。けれども本来経費にできないものを経費として報告することにはリスクがあります。
よく耳にする税務署のガサ入れはランダムに行われるため、いつ自分にくるかわかりません。そのためしっかり経費にできるものとできないものを選別する必要があります。
この後、経費について詳しく紹介していきます。
この記事を書いた人
特別何か持っているわけではない普通の人が未経験からエンジニアに転職し、10年以上経験を積みフリーランスエンジニアになり、単価80万〜140万の案件に参画し稼げるように。プログラミングを始めた頃は、「プログラミング向いていないかも」、「自分のスキルレベル低い」と感じ悩んだ経験がある。
- 元プログラミングスクール運営企業の社員のためプログラミングの学習に詳しい
- 自分と同じように悩んでいる初心者へのアドバイスが得意。
フリーランスエンジニアの収入とは
経費の話をする前にフリーランスエンジニアの収入について理解するべきです。いろんなサイトで詳しく解説しているため、ここではざっくりと概要だけお伝えします。
フリーランスエンジニアにかかる税金について
フリーランスエンジニアの場合、収入すべてに税金がかかるわけではありません。
売上から経費を引いた分に税金がかかってきます。そのため経費が多い場合、収入(会社員でいう給与)が少なくなります。その収入に税金がかかってくることになります。
フリーランスエンジニアの経費の考え方
フリーランスエンジニアになると、いろんなものを経費にできると勘違いしている人も多いと思います。経費にできるものは、ざっくりいうと仕事に使うものです。エンジニアの仕事に使うものってPCくらいしかないですよね?
そう考えると、他のフリーランスよりは経費にできるものが少ないかもしれません。
フリーランスエンジニアの経費を誤解しない
フリーランスって何でも経費にできるため節税できると誤解している人がいると思いますが、会社員の方が節税できるのではと僕は思っています(まだ1年目なので何となくです。)
そう感じる理由は、会社員でも副業して開業届けを出すことでフリーランスと同じことができると思うからです。
フリーランスエンジニアの僕が経費にしたもの
フリーランスエンジニア1年目の僕が税理士に聞きながら、経費にできたものを紹介していきます。
ちなみに僕がお願いした税理士事務所はガサ入れする側の税理士事務所でもあるとのことです。つまり経費に関しては細かい。できないものは絶対に経費と認めてくれませんでした。
新品で購入したMacを経費にする
今年、PCを新しくしました。以前使っていたMacが8年くらいたっていたので、購入し経費にしました。これは仕事道具なので、全く問題なく経費にできますね。
ココに注意
30万を超えると1年ですべて経費にできないなどといったルールがあるので注意してください。
最近のMacは高く30万を超えてくるものが多いので、その場合は複数年かけて経費にするという方法になります。(年数は物によって決まりがあると思うので確認をしてみてください。)
デスク周りは仕事で使うため経費にできます。
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仕事をお願いした人への支払いを経費にする
僕はフリーランスエンジニアとして企業の開発の仕事をしているので、そちらがメインですが自分でやっているWebの仕事があるため一部外注してお手伝いいただいています。
その外注費も経費にしています。これも仕事での支払いになるので問題なく経費にできますね。
PC以外の周辺機器を経費にする
例えば、リモートワークになったために購入したデスクやゲーミングチェアとかですね。ハードディスク、外部モニターなどもですが、デスク周りは仕事で使うものなので経費にできます。
リモートワークではチェア選びが重要です。
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リモートワークにイヤホンも必須です。
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交通費も経費にできる
僕の場合は2020年の2月からフリーランスになったのですが、3月くらいからリモートワークにに切り替わったのでほとんど出勤はしていないのですが、1ヶ月くらい出勤した交通費は経費ですね。
有料のツールも経費計上
僕は有料のツールを使っているので、その費用は経費になります。買ったツールもそうですが、サブスクで毎月支払っている物も経費です。あとはこのブログのレンタルサーバー代とかドメイン代もですね。
税理士費用も経費
税理士に確定申告をお願いするためにかかる費用も経費になります。
電気代の一部は経費にできる
家が仕事場所の場合は、電気代も経費にできますが、もちろん仕事で使った分の電気代のみになります。
税理士に電気代の3分の1くらいでいいですか?と聞いたのですが、答えはNGでした。
電気代の計算
我が家は一軒家ですが、仕事をしている部屋は3畳です。そのため、電気代も(仕事部屋/家全体の面積)みたいな感じで出すので1ヶ月でも数百円しか経費になりません。
間取りの大きさで計算すると、1日のほとんどを3畳の部屋で過ごしエアコンをガンガン使っていても全体の中の3畳なので、実際に使っている電気代より経費にできる電気代は少なくなってしまします。
実際の電気代を計算してもOK
実際に、パソコンを8時間起動している時の電気量を計算して出すという方法でもいいようです。エアコンや周辺機器など使っている電気をすべて計算して経費にするという方法でもいいようです。
フリーランスエンジニアの節税
フリーランスエンジニアはこのように経費にできるものがあまりないため、売上が多いと税金でがっぽり持っていかれます笑
僕がしている節税を紹介します。おそらく皆さんやっておられると思いますが...。参考までに
IDECOで節税する
IDECOは会社員でも掛けられるので、掛けた分だけ経費扱いにできるため節税になります。会社員よりもフリーランスの方が掛け金の上限が高くなるはず。
僕の場合は、会社員時代からIDECOを使っていましたが、フリーランスになって掛け金を増やしました。
小規模事業共済で節税する
これはフリーランスしか入れないものだったと思いますが、IDECOと同じように掛け金すべてを収入から控除が可能ですね。僕の場合、小規模事業共済の掛け金が一番大きい経費(控除額)になっていると思います。
ふるさと納税で節税する
こちらは会社員の方も利用していますね。住宅ローンとの併用で逆に損をしてしまう場合があるので、しっかり計算した方がいいと思います。
実は僕はふるさと納税は使っていません。住宅ローン1年目でけっこうギリギリだったので、あまり節税にならないと思ったためです。
フリーランスエンジニア1年目の確定申告の準備を終えて感じた点
今回はフリーランス1年目ということもあり税理士に確定申告をお願いして感じた点を紹介していきます。
フリーランス1年目は税理士に頼む方がメリットが多い
今回はフリーランス1年目だったので確定申告だけでなく、節税の方法や経費にできるものできないもの、ガサ入れについてなども聞くことができました。
その点で勉強になったのでお願いして正解だったと感じています。
税理士にお願いしても変わらない処理
確定申告の準備として大変なのが、領収書を写真でとったり、電気代の計算したり、クレジットカードの経費部分を印刷したり、自分でやることがめっちゃ多いということ。
一番大変な部分を自分でやって、そのまとめた物を税理士に渡すということになります。税理士はそれを確認して仕分けするんだと思います。
つまり、印刷したり計算したりするところまで自分でやるなら仕分けまで自分でやっても変わらないと思いました。
嘘の経費計上をしても意味がない
わずか数千円を経費にしても控除される税金はわずかな物です。そして後でガサ入れがきて面倒なことになるのであれば、しっかり経費計上した方がメリットが多いです。
そんなことに労力を使うのであれば、本業でもっと稼ぐことを考える方がマシです笑
フリーランスエンジニアが経費にしたものまとめ
今回はフリーランスエンジニアの経費について1年目の確定申告の準備を終えた僕が紹介しました。「何でも経費にできる」という誤解は解けたでしょうか?
2年目はPCやデスクといった大きめのものを買う予定がないので、経費が少なくなりそうなので何か外注費とか増やそうか考え中です。
これからフリーランスエンジニアを目指す方、フリーランスエンジニアになるか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ちなみに僕は以下のエージェントあたりからお仕事を紹介してもらっています。
レバテックフリーランスの評判はこちらの記事を参考に。