今回はこのような疑問をお持ちの方に向けて書いています。
こんな方におすすめ
- フリーランスエンジニアになるのが不安な人
- フリーランスエンジニアの末路が気になる人
- フリーランスエンジニアを目指す人
この記事は、上のような方を対象としています。
「フリーランスエンジニア 末路」で検索かけると、いろんな失敗談ややめとけという記事を見かけるため、現役フリーランスエンジニアの僕の見解を述べたいと思います。
この記事を書いた人
特別何か持っているわけではない普通の人が未経験からエンジニアに転職し、10年以上経験を積みフリーランスエンジニアになり、単価80万〜140万の案件に参画し稼げるように。プログラミングを始めた頃は、「プログラミング向いていないかも」、「自分のスキルレベル低い」と感じ悩んだ経験がある。
- 元プログラミングスクール運営企業の社員のためプログラミングの学習に詳しい
- 自分と同じように悩んでいる初心者へのアドバイスが得意。
フリーランスエンジニアの働き方
フリーランスエンジニアといっても働き方はいろいろあって違いもあるので簡単に解説していきたいと思います。
企業常駐型フリーランスエンジニア
一番多い働き方が企業常駐型のフリーランスエンジニアです。企業のプロジェクトに参画してシステムを構築するという働き方です。
僕もこのタイプになりますが、SES企業で働く会社員エンジニアも同じような感じで仕事をしています。ちなみに常駐型といっても最近はリモートで働いている方が多いと思います。
契約内容は?
週に5日の案件が多く、時間契約で働くことが多いです。1ヶ月の可動時間に下限と上限があり、140h〜200hくらいで契約されることが多いです。下限時間を下回ると契約した単価から引かれて、上限を上回るとプラスで支払われます。
常駐先も様々
常駐先も大手企業やスタートアップ、ベンチャーといろいろあります。クライアントと言われる発注元の企業に常駐する場合もあるし、元請けと言われるクライアントから受注した企業に常駐することもあります。
フリーランスエンジニアといっても企業に属していないだけで、会社員と同じような働き方をしているエンジニアも多いということです。
完全フリーランスエンジニア
完全フリーランスエンジニアは個人でサービスを作って運営していたり、自分で営業して受託開発したりするエンジニアになります。
インフルエンサーで元エンジニアみたいな方たちもこのタイプでしょう。元と付く時点でフリーランスエンジニアというかは疑問ですが。
疑問に感じる理由は、元エンジニアのインフルエンサーは別の事業で収入を得ている人が多いからです。エンジニアの延長でYouTubeやSNS、オンラインサロンなどで稼いていてエンジニアとしては働いていないからです。
多くの人がイメージしている「フリーランス」は、完全フリーランスエンジニアの働き方かもしれません。いつでも自由にどこでも仕事できる、うらやましい働き方です。
副業フリーランスエンジニア
副業エンジニアも少ないですがいます。本業でエンジニアをしていましたが、他にやりたい仕事をしているといった場合が多いです。
また自分でサービスを立ち上げて軌道に乗るまで2、3日だけエンジニアしているという方も多いですね。
他の職業についていて副業でエンジニアをしているという人は、かなり稀です。経験が足りないため案件を取りにくい、取っても安くてそれだけではご飯が食べられないという場合が多いためです。
フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの比較
フリーランスエンジニアと会社員エンジニアのどちらがいいのか比較されることが多いです。個人的にはどちらにもメリットがあるしデメリットもあると思っています。
簡単に比較してみたいと思います。
福利厚生の違い
福利厚生に関しては、会社員の方が断然いいと僕は思っています。フリーランスはいろいろと経費にできるとか言われますが、会社員も副業で青色申告すると経費にできるものが増えます。
個人的にその点で差はないと思っています。
会社員の場合
交通費が出たり、有給もあるし病気で休んでも「傷病手当」というものがあります。
▼関連記事では、フリーランスエンジニアと会社員の年収や待遇面での比較をしているので覗いてみてください。
フリーランスエンジニアと会社員は求めているものが違う
フリーランスエンジニアは、安定や福利厚生よりもやりがいだったり楽しさなど、何か求めているものがある人が多いです。
他に一番多い理由として、会社に不満があるという理由の人が多いです。
注意ポイント
会社が希望を聞いてくれない。単価の高い炎上案件ばかりに入れられる。
会社員であれば年収が頭打ちになりモチベーションが上がらなかったり、やりたくない仕事をお金のためにやるしかなかったり。どちらにもメリットとデメリットがあるということです。
フリーランスエンジニアの末路はどうなるのか
冒頭で述べたように、「フリーランスエンジニア 末路」で検索すると、社会保険が全額自己負担でやめた方がいいとか、貯金しておかないと死ぬとかフリーランスエンジニアになるのがこわくなるといった内容ばかりなので悩んでしまいます。
実際にはどうなのか。現役フリーランスエンジニアの僕が現場の状況を見てどう感じたか伝えられたらと思います。
フリーランスエンジニアは将来仕事がなくなるのか
年齢が上がると単価が高くなる傾向があり、同じスキルであれば若くて安いエンジニアを採用したいと思うでしょう。
現場は若い人が多く開発の中心になるリーダーのポジションの人が30代くらいが多いので、それよりも年齢が上の人に指示を出しにくいという話は聞きます。
年齢が高い人は採用に影響がある?
では、年齢が上だから案件に参画できないのかというと、そんなことはありません。リーダーのポジションの人の期待通りに、プロジェクトに貢献できれば、若くても年齢が上でも関係ないです。
50代のメンバーが活躍
僕がメンバーを管理していた時は50代のエンジニアが一番プロジェクトに貢献してくれました。技術はもちろんヒューマンスキルも高かったです。
結局はその人の持っているスキルと人間性が大事なわけで、年齢が高いからだめで若いからいいということにはなりません。
50代以上のエンジニアの末路は
実際に50代以上のエンジニアは何をしているのでしょう。実際には以下のような感じのパターンが多いようです。
- 30代、40代と変わらずフリーランスをしている。
- 単価は下がってしまったが、保守案件や古い技術の案件でフリーランスをしている。
- 開発の仕事をやめて教育をしている。
会社員エンジニアの末路は
会社員の50代以上のエンジニアは何をしているのでしょう。
会社員エンジニアは安定するのか
会社員エンジニアは会社に守られているから年齢が上がってきても安泰でしょうか?
僕はそうは思いません。大手のIT企業でも45歳以上のリストラがある時代です。会社に頼るだけの生き方の方が危険だと思います。
もちろんスキルが身に付くような会社で、会社が倒産したりリストラされても次の企業で仕事ができる準備ができているなら問題ないと思います。
そうでなければ、フリーランスエンジニアでも会社員エンジニアでも変わらないのではないでしょうか?安定とは何でしょうか?
その点についてもう少し考えていきたいと主ます。
会社員エンジニアで役職につけるのは一部の人
会社員でも役職について満足のいく収入を得られる人はごく一部の人です。
ある程度の年齢になると年収も上がることなく、モチベーションも上がらずストレスをためるという人がほとんどでしょう。
僕が採用担当だった時は年齢は気にしていなかった
企業は安く優秀な人を採用したいと考えますが、僕が採用担当だった時には会社に貢献できそうな人を選んでいました。
具体的にどのような人を採用していたかを紹介します。
プロジェクトによって採用する人材を選ぶ
個人的には安くてもプログラミングスクールに若手をサポートできるメンバーがいるのであれば、若くて経験の浅い人を採用すればいいと思っています。
メンバーのサポートを任せたり、難易度の高めの開発を任せたい等の場合は40代でも50代でも単価は関係なく経験値の高い人に任せるほうがいいと思っています。
経験者で人柄重視
僕は技術が高くて傲慢なタイプよりは人柄が良くて、プロジェクトに馴染む人を採用したいです。
優秀で傲慢な人がプロジェクトに加わると、元からいる優秀なエンジニアたちまでやめてしまうということもあるのでそうなってほしくないというのが一番です。
エンジニアの安定はスキルと人間性
フリーランスエンジニアの末路はスキルによるというのが僕の見解です。
エンジニアにとっての安定はスキル
エンジニアとして仕事を続けていくためには、技術力は必須であるということです。
SES企業に所属している会社員であってもプロジェクトに参画するために面談を受ける必要があります。会社の名前があっても採用されなければ仕事ができません。待機してると減給という会社もあります。
エンジニアにとっての最大の安定は、スキルです。スキルがあれば会社員でもフリーランスエンジニアでも仕事がなくなることはありません。
実際に現場でで働いている50代以上のエンジニアはそのような人でしょう。
エンジニアはヒューマンスキルも必要
エンジニアの中には、自分は経験が長いという理由だけで上から目線で話す人もいます。
そのような人に指示を出して仕事をお願いしようとは思いません。人間性も重要になってきます。
勤怠の悪いエンジニアは多い
これはよく知られた話ですが、エンジニアの中には勤怠の悪い人が一定数います。それはオンラインになってもかわりません。
PCが起動しなくて遅れました
エンジニアとして活躍し続けるために必要なこと
年齢が上がってきてもエンジニアを続けていくために必要なことは、どんなことがあるでしょうか。
開発現場でのポジション
年齢が上がってきてもエンジニアであり続けるためには、プロジェクト内で若い人たちができないような仕事をしたり、リーダーをフォローして貢献することができます。
開発の中心にならなくても、経験からアドバイスしたり難しい部分の開発を担当したりすることでプロジェクト内で重宝されると思います。
開発の流れから取り残されない
流れが早い開発技術から遅れないように学習し続ける必要があります。
学ぶことをやめてしまったエンジニアが開発の現場についていけなくなっているところを何回か見てきました。
その人たちはSVNからGitに変わるという時期についていけず契約終了になったり、フレームワークが使えなくてやめていきました。
そうならないために必要とされている技術を取り入れて使えるようにしておくことが必要です。
学習の習慣を付けておく
エンジニアになる時に、ほとんどの人は学習してきたと思います。けれどもある時から仕事に慣れたり、同じことばかりし続けて学習する習慣がなくなったという人もいます。
ずっと保守を続けていたり、いつも同じプログラミング言語ばかり使っていて学習する必要がなかったり、状況によっては学習しなくても仕事ができる場合があります。
そのような状態が続くと、その技術が廃れていった時に、新しい技術を習得するのに苦労します。
普段から学習する習慣ができていれば、新しい技術に敏感になり苦労せずに習得もできると思います。
年齢で案件獲得が難しくなる時の準備
スキルがあっても、年齢で案件の獲得が難しくなる時が必ずきます。けれども若い人にできない仕事もあります。例えば、以下のような感じの案件です。
- 若手が知らない古い技術の保守案件にいく
- 単価の低くて若手がやりたくない案件にいく
単価が低くなり貯金ができなくなっても生活費を稼ぐことはできます。それまでにしっかりと蓄えておくことも必要です。
会社員の副業が流行っていますが、同じように収入源を複数もっておくことができます。今から準備を始めてみましょう。
フリーランスエンジニアの末路に関するまとめ
フリーランスエンジニアの末路が終わってるとか、やめとけという内容の記事を書いている人たちは、おそらく不安を感じて警告してくれている人だと思います。
実際に年齢を重ねると、若い時に比べて体力や物覚えが悪くなったりするため、うまく仕事ができなくなるかもしれません。
それでも普段から習慣にしていることは、急激には衰えていかないと思います。
コロナの影響でIT業界が注目されていますが、まだまだ経験のあるエンジニアは足りていないという状況のようです。逆にスキルが足りないエンジニアは余り出しているという話も聞きます
そのようにならないために、会社員であれフリーランスエンジニアであったもスキルをあげていかなければならないという点では同じはずです。
今回の記事はここまでになります。
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