フリーランスエンジニアの実態を現役の僕が暴露する

エンジニア

フリーランスエンジニアの実態を知りたい。フリーランスって最高なの?

今回は、このような疑問に答えていきます。

現役フリーランスエンジニアの僕は自分には合っていると感じています。合わない人もいると思うので、そのあたりの話をしていきます。

  1. フリーランスエンジニアを目指している人
  2. フリーランスエンジニアが向いているか不安な人
  3. 現役フリーランスエンジニアの本音を聞きたい人

この記事は、上のような人を対象としています。

会社員時代は、役職に付き年収700万くらいありましたが、フリーランスエンジニアになりました。

この後、フリーランスになった話や向いている人、向いていない人、実際おすすめなのかといった点について解説したいきます。

本記事の信頼度

・エンジニア歴10年以上
・IT企業転職歴も3回以上
・プログラミングスクール運営側の経験あり
・現在はフリーランスエンジニアとして企業に常駐(在宅勤務)

目次

  1. フリーランスエンジニアの働き方はいろいろある
    • フリーランスエンジニアを目指す人のイメージ
    • フリーランスエンジニアの働き方は
    • フリーランスエンジニアはそれほど甘くない
  2. フリーランスエンジニアの実態を大暴露
    • フリーランスエンジニアは月単位で契約している
    • 単価はスキルで決まる
    • フリーランスエンジニアはスキルアップする機会がない
    • フリーランスエンジニアは保証がない
    • コミュニケーションが取れない人は無理
    • フリーランスエンジニアは40代・50代が多い
    • フリーランスエンジニアの単価の相場は高くない
  3. フリーランスエンジニアがおすすめの人
    • 会社員に縛られていて希望の仕事ができない人
    • 開発を続けたい人
    • 経験がありSES企業で低年収の人
    • 時短で働きたい人
    • 会社に頼らずに自分のスキルで生きていきたい人
  4. フリーランスエンジニアに向いていない人
    • 会社員でスキルアップできる環境にいる人
    • すぐにローンを組みたい人
    • 自己管理ができない人
    • 自ら進んで学習しない人
  5. フリーランスエンジニアを目指し方
    • フリーランスエンジニアは複数のスキルを身につけておく
    • 会社員時代に人脈を広げておく
    • フリーランスの案件募集しているエージェントに複数登録しておく
  6. 現役フリーランスエンジニアの僕はフリーランスをおすすめするのか?
    • フリーランスエンジニアは収入はそれほど上がっていない
    • 厚生年金と国民年金の違い
    • 会社員の福利厚生は大きい
  7. まとめ

フリーランスエンジニアの働き方はいろいろある

フリーランスエンジニアの働き方

フリーランスエンジニアを目指す人が増えていますね。フリーランスってそんなにいいの?

実際に現役フリーランスエンジニアの僕が暴露していきます。フリーランスエンジニアを目指している人の目標をぶち壊してしまうかも…

01フリーランスエンジニアを目指す人のイメージ

フリーランスになりたいからプログラミングを学ぶという人がめちゃくちゃ増えてますね。もちろんコロナの影響がありリモートワークができて、ある程度の年収もあるエンジニアは候補に入りやすいでしょう。

ただし多くの人が思っているフリーランスの働き方が現実とは違うかもしれません。

フリーランスのイメージ

  • 時間も場所も関係なく自由に働ける
  • コミュニケーションが不要なのでストレスが少ない

フリーランスのイメージはこのように答える人が多いですね。実際はどうなんでしょうか

02フリーランスエンジニアの働き方は

フリーランスエンジニアと呼ばれる人もいろいろな働き方をしている人がいます。

  • 自分で作ったサービスで収入があり自由に働ける人
  • エージェントを通して企業と契約して働く人
  • 自分で仕事を探し受注して働く人

自分で作ったサービスで収入があり自由に働ける

自分で自由に仕事ができる人もいますが、このように自由な人は本当に一握りのフリーランスエンジニアだけでしょう。

エージェントを通して企業と契約して働く人

多くのフリーランスエンジニアはこのようにエージェントに登録して企業と契約して働いています。僕もこのタイプで以下のエージェントに登録してお仕事契約しています。

自分で仕事を探し受注して働く人

今までのお仕事の繋がりで仕事をもらって開発したり、またLancersなどのサービスを利用してお仕事を受注する人もいます。

03フリーランスエンジニアはそれほど甘くない

上で書いたように自分でサービスを開発して自由に働ける人はごくわずかなので、時間も場所も自由にみたいな働き方ができる可能性は低いということです。

Lancersのようなサービスを利用してお仕事を受注しているのであれば、収入は不安定すぎるので現実的ではないと思います。それであれば、僕たちのようにエージェント経由でお仕事を紹介してもらう方がおすすめです。

この後、さらにフリーランスエンジニアの実態を暴露していきます。



フリーランスエンジニアの実態を大暴露

フリーランスエンジニアの実態

上では、多くの人がエージェント経由で仕事をしていると話しました。それでも厳しい現実が多くあるので紹介していきます。関連記事で比較もしているので、興味があったらご覧ください。

01フリーランスエンジニアは月単位で契約している

フリーランスエンジニアは企業と月単位で契約しますが、1ヶ月更新のところもあれば、3ヶ月更新の企業もあります。フリーランスエンジニアは即戦力を期待されるので、キャッチアップに時間がかかりすぎているとすぐに契約終了になります。

このあたりはSESの会社員と同様で、3ヶ月で次の現場というように短期間で違う現場に移動してる人も意外と多いです。同じ現場である程度の期間続かないと、次のプロジェクトが決まるまでの間は収入がなくなるリスクがあります。

02単価はスキルで決まる

フリーランスエンジニアの場合、今までの経験が評価されるので経験のない言語や内容は単価に反映されません。スキルマッチという言葉がある通り、エンジニアの経験が長くてもスキルがマッチしていないと単価が上がらないということです。

フリーランスになるまでにどのくらい経験やスキルを身につけられるかが大事になってくると思います。ネット上で月の単価100万くらいは簡単みたいな発言している人がいますが、100万はプログラマーでは厳しいレベルです。

プログラミングスクール卒業してフリーランスエンジニアで年収1000万みたいなのも、可能性はほぼ0%ですね。月単価が80万以上でなければいけないので5年〜のベテランエンジニアでもギリギリの単価です。

スキルが足りないでフリーランスになると

スキルがないと参画できるプロジェクトが見つかりにくくなり、参画できてもクライアントにスキルが足りないと評価されるとすぐに契約が終了になってしまいます。

03フリーランスエンジニアはスキルアップする機会がない

会社員であれば、社内でいろんなプロジェクトに入れてもらえるので自然と新しいことを学べる環境があったりしますが、フリーランスの場合は自分で新しいスキルを身につけていく必要があります。

今まで蓄えてきたスキルも新しいプログラム言語やフレームワークに変わっていくので、常にスキルをアップデートしていかなければなりません。仕事以外にもスキルアップに時間を使います。

04フリーランスエンジニアは保証がない

会社員の場合、病気になり働けなくなると傷病手当というものがあったり、体調が悪いと有給休暇を使えたりしますが、フリーランスの場合はそれがありませんね。

退職金ボーナスもないし、家族手当住宅手当もありません。会社員の場合は厚生年金の半分支払ってくれているけれど、フリーランスは国民年金で保険料も高いです。

05コミュニケーションが取れない人は無理

エンジニアはコミュニケーションが苦手という人が多い。というか嫌いな人が多い。僕の周りには会社での人間関係が面倒でフリーランスエンジニアになったという人もいます。

けれども誰かと一緒に仕事をする上でコミュニケーションを取らなくても良いということはなく、フリーランスエンジニアの場合は特に信用に関わるので難しくなります。

プロジェクトの飲み会

会社員でもパートナーでも飲み会には誘われます。もちろん会社員時代に比べると少なくなりますが、まったく無いということではありません。

コロナ禍でもオンライン飲み会があるのでコミュニケーション能力がないと、もっと大変かもしれません。

06フリーランスエンジニアは40代・50代が多い

フリーランスの年代
参照元: 内閣官房日本経済再生総合事務局

フリーランスエンジニアは大半が40代・50代になっています。経験が豊富な年代が様々なプロジェクトで活躍しているというのが現状です。

30代も増えていますが、20代はまだまだ少ないという状況です。同じ案件の募集に応募してくるフリーランスエンジニアは経験豊富な年代で、その人たちと争うということです。

同じ単価であれば、スキルが高い方が選ばれると考えると、年齢に関係なく高いスキルを持っておかなければならないということです。

07フリーランスエンジニアの単価の相場は高くない

フリーランスエンジニア年収
参照元: 内閣官房日本経済再生総合事務局

上の表はフリーランス全体の表なのでエンジニアのみで考えると以下のような感じかと思います。経験あるエンジニアであればフリーランス全体の10%くらいに入りそうですね。

開発案件の場合、経験者の場合は単価が65万-80万くらいが多い。80万でも年収960万となる。ここから多くの税を支払うため実は収入になる額はそれほど多くはないというのが現状です。

もちろんPMをしたり参画するポジションにより120万だったり150万というように単価は上がりますが、開発案件の相場を理解しておきましょう。金持ちでセレブみたいな状況ではないということです。

フリーランスエンジニアがおすすめの人

フリーランスエンジニアがおすすめの人

上でフリーランスエンジニアの実態について紹介してきました。おそらく厳しいと感じたのではないでしょうか。

けれどもフリーランスエンジニアになった方がいい人もいます。

01会社員に縛られていて希望の仕事ができない人

本当はやりたいことがあるけど、会社に縛られていて希望の開発ができていない場合はフリーランスエンジニアを目指してもいいかと思います。もちろん、希望の開発ができる会社に転職するという手もあります。

02開発を続けたい人

会社員であれば、経験が長くなるとマネジメントの仕事が増えて開発から遠ざかる場合も多くなります。

もちろんその方が収入アップにつながるため、その状況に不満がなければ問題ないのですが、開発が好きな人はマネジメント業務が楽しくないと感じたりします。

そうなると、フリーランスエンジニアになる方がやりたいことができるという面ではおすすめです。僕はこのパターンでフリーランスエンジニアになりました。

03経験がありSES企業で低年収の人

SES企業で働く人は、働き方はフリーランスエンジニアと変わらないため、低年収であればフリーランスになった方が収入は上がります。もちろん、プロジェクトが決まらない間は収入がないフリーランスの方がリスクは高いですが。

04時短で働きたい人

フリーランスエンジニアの場合、週2や週3という働き方も可能です。少ないですが募集はあります。他にやりたいことがありフルタイムでの開発が厳しいと感じている人はフリーランスがおすすめです。

子育てしている方、他に実家の仕事を手伝っているとか、状況に合った働き方をしたい人はおすすめです。

05会社に頼らずに自分のスキルで生きていきたい人

会社員の場合、会社に依存しているため会社に何かあったらどうしようという不安がある人もいます(スキルがあれば不安はないはず)。フリーランスエンジニアになると、自分のスキルやコミュニケーションで生きているため自信が持てます。

フリーランスエンジニアに向いていない人

向いていない人

フリーランスエンジニアをおすすめしない人もたくさんいます。

01会社員でスキルアップできる環境にいる人

会社員で不満のない人はフリーランスエンジニアになるメリットは少ないと思います。会社員として働く方がメリットが多いです。現在の会社以外で他にやりたいことがあるのであれば、副業などで挑戦してみると良いでしょう。

02すぐにローンを組みたい人

フリーランスのデメリットは、社会的信用がなくなることです。特に住宅ローンを組む予定があるという人はフリーランスはやめた方がいいです。信用を得るまでに時間がかかります。

03自己管理ができない人

フリーランスエンジニアになると、自分のことは自分でしなければなりません。例えば、確定申告もそうですし保険の手続きや開業に関する手続きなどもです。

会社員であれば、すべて事務の人がやってくれていた業務も自分でやる必要がでてきます。それができない人は向かないと思います。

04自ら進んで学習しない人

フリーランスエンジニアになると、企業で働くのと違って新しいスキルを自分の時間を使って身につけていかなければなりません。

会社員であれば、新しい技術を使う場合は業務時間内にできるかもしれませんが、フリーランスエンジニアであればそうはいきません。

フリーランスエンジニアを目指し方

フリーランスエンジニアの目指し方

フリーランスエンジニアのいろんなメリットやデメリットを理解して、それでもフリーランスエンジニアを目指したいというのであれば、しっかり準備しておきましょう。

01フリーランスエンジニアは複数のスキルを身につけておく

例えば、一つの言語経験しかない、いろんな開発を経験していないといった場合、案件がなかなか決まらないという可能性がでてくるので、複数の言語での経験がある方が安定します。

フリーランスエンジニアは信用がないという話をしましたが、少しお堅い企業なんかの案件はフリーランスはNGなところもあるため、注意が必要です。

02会社員時代に人脈を広げておく

フリーランスエンジニアになった時にお仕事を紹介してくれる人は貴重です。人間関係の構築は積極的にしておく方がいいです。

03フリーランスの案件募集しているエージェントに複数登録しておく

フリーランスエンジニアのお仕事を紹介してくれるエージェントに登録して、常にどのような案件があるのか、どのスキルのニーズが高いのかチェックしておくと良いと思います。

それがわかると準備の仕方も変わってきます。僕自身も会社員の時から2、3社登録していつでもフリーランスで働けるように準備していました。

エージェントはフリーランス予定の人でも話を聞いてくれて、フリーランスになった時にどのくらいの単価になるのか、どのような案件に入れそうかといった話も教えてくれます。

案件数も多いので、とりあえずはこの3社を抑えておけば市場に出回っている案件の大部分をチェックできると思います。

現役フリーランスエンジニアの僕はフリーランスをおすすめするのか?

フリーランスはおすすめなのか?

1年間フリーランスエンジニアとして仕事をしてきて、フリーランス歴は短いですが個人的な見解を述べたいと思います。

1年間ずっと同じプロジェクトでお世話になっているため、まだ案件が決まらない苦しさや大変な点を経験していないですが、個人的にはおすすめしないです。理由を書いていきます。

01フリーランスエンジニアは収入はそれほど上がっていない

会社員時代の年収にもよりますが、僕の場合は会社員時代に700万くらいの年収だったのでフリーランスエンジニアになり、おそらく収入は下がってます。

単価を上げて収入を上げるという手もあるのですが、フリーランスの場合は1000万を超えると消費税を支払う義務があるため、単価80万くらいの案件に入って調整している人が多いと言われてます。

80万であれば、12 × 80万で960万ですね。1000万という壁があるため、少し超える程度であれば1000万以内に抑える方がいいと考える人が多いです。

02厚生年金と国民年金の違い

フリーランスになると年金はすべて自分でかけるので掛け金が高額になります。その割に国民年金なのでもらうときは少ないです。会社員の場合は会社が半分払ってくれていて厚生年金なのでもらえる額も多いですね。

老後に年金をもらう時にどのような状況になっているのかわからないですが、高額な年金支払っているのに保証が少ないのはフリーランスの人は損したような感じになりますね。

03会社員の福利厚生は大きい

数千万単位でもらえる大企業の退職金は大きすぎます。フリーランスの場合は自分でためていかなければならないので、この差は大きすぎます。

04フリーランスエンジニアの不安が多い

収入面での不安が大きい
参照元: 内閣官房日本経済再生総合事務局

フリーランスは収入面での不安は大きいというのが現状のようです。契約期間のタイミングで収入がない月もでてくる可能性があるのも事実です。

まとめ

今回はフリーランスエンジニアの実態を暴露してみました。個人的にはフリーランスエンジニアより会社員の方がおすすめですというのが結論です笑

フリーランスの満足度

ただし状況によってはフリーランスエンジニアとして働いた方がメリットがある人もいるとお考えください。上の表でもいろんな面で満足している割合が高くなっています。

収入のためにフリーランスになったというよりは、働きやすさや自分の時間といった部分を優先させるためにフリーランスを選んだということですね。僕もほぼ同じ理由です。

会社員で危機感がなくスキルアップせずに過ごすのであれば、フリーランスよりも危険な状況にいるかもしれません。興味があったらフリーランスを目指してみてください。

この記事が参考になれば幸いです。