
このような疑問をお持ちの方に向けて書いています。
こんな方におすすめ
- フリーランスエンジニアの年収は高いというのは本当かな?
- 実際の年収を知りたい。どのくらいかな?
- 年収を上げるために、どのようなことをする必要があるのかな?
自分の場合は、2023年3月に3回目の確定申告をしました。実際にどのような経験を積んで、どのくらいの年収になるのか参考にしてください。
この記事は会社員でエンジニアとして10年以上経験し、フリーランスエンジニアになった僕が解説するので、信頼性は高めです。これからフリーランスエンジニアを目指すという方におすすめの内容となっています。
この記事の信頼度

・IT企業転職歴も3回以上
・プログラミングスクール運営側の経験あり
・単価約100万のフリーランスエンジニア
フリーランスエンジニアの年収と年商の違いを理解しておきましょう
会社員の方は年収というと会社から支払われる総額イメージするかもしれません。フリーランスの場合は、少し違うかもしれないので簡単に整理しておきます。
「年商」とは
年商は、売上の総額になります。税金や経費など引かれる前の額です。単純に売上が多くても経費が多い場合は利益が少なくなるため、収入が高いとは言えなくなります。
「年収」とは
「年収」は売上の総額から経費となるものを引いた額になります。ローンや審査では、その人の収入がどのくらいなのかを知る必要があります。そのためには年収を見るというのが基本となります。
フリーランスエンジニアの平均年収はどのくらい?
フリーランスエンジニアの年収は、年代や経験で大きく違ってきます。
20代のフリーランスエンジニアの平均年収は?
20代のフリーランスエンジニアであれば平均年収が約700万と言われています。
会社員の20代のエンジニアの場合は、300万〜400万あたりの年収の方が多いので、倍くらいの金額になることがわかります。新卒で2〜3年経験を積んで、フリーランスエンジニアになると会社員と比較すると、かなりの差になりますね。

30代のフリーランスエンジニアの平均年収は?
30代のフリーランスエンジニアは約800万。上場企業に勤めている30代のエンジニアであれば、このくらいの年収になっているかと思います。
ベンチャーなどの場合は500万〜600万あたりなので、フリーランスエンジニアの方が少し高くなります。

40代のフリーランスエンジニアの平均年収は?
フリーランスエンジニアの中では、40代が最も高く850万〜870万。経験が多く、リーダー的な経験などもしているため単価が高くなりやすいです。
PMやPLといったプロジェクトの中心として働く人が多いため、高単価になり平均年収が上がっています。

50代のフリーランスエンジニアの平均年収は?
50代になると平均年収は下がり600万〜650万。50代になると仕事が探しにくくなると言われます。一年の中で稼働できない期間があると年収が下がったりしますね。
ただ、フリーランスエンジニアの割合は50代が多いです。稼げている人は多くいます。

現役フリーランスエンジニアの3期分の年収を公開
僕は2023年3月に3度目の確定申告を行いました。フリーランスとして、まだまだ経験が少ないですが実際にどのくらい稼いでいるのか参考にしてみてください。
フリーランス1期目の年収
フリーランス1期目の確定申告は、少し会社員として働いていた期間もあったので850万くらいでした。これは年商(売上)なので、ここから経費や税金が引かれます。そのため年収はもっと低くなります。
フリーランス2期目の年収
フリーランス2期目の確定申告は、960万。1期目と同じ単価で仕事をしていましたが、1年を通してフリーランスだったため年商が上がっています。ここから経費が200万〜あるので、引いた額が年収になります。
フリーランス3期目の年収
フリーランス3期目の確定申告は、1350万とかなりアップしています。稼働が高めの案件に参画してしまったため、予定より収入が上がってしまいました。フリーランスの場合、売上が1000万を超えると消費税の支払い義務があります。
メモメモ
消費税の支払いの負担が大きいため、1000万におさえるフリーランスが多いです。
フリーランスエンジニアの平均年収は高いが注意点がある
フリーランスエンジニアは単純に年収だけで比較すると高くなりますが、実際はメリットだけでなくデメリットも多くあります。以下の点に注意が必要です。
フリーランスエンジニアは税金が高くなりやすい
会社員の場合は、税金の半分は会社が負担してくれていますが、フリーランスエンジニアの場合は自分が10割支払うため同じ年収でも税金の負担が増えることになります。(*経費を増やしたり調整できるため、人によりますが)
保障がなくなる
会社員の場合は、失業保険や傷病手当といった保障が受けられますが、フリーランスの場合は自分で対策する必要があります。
また年金にも差がでてきます。会社員の場合は厚生年金に加入していますが、フリーランスの場合は国民年金なので老後に生活するお金のことも計算しておく必要があります。
有給休暇や手当がなくなる
会社員との大きな違いに有給休暇や手当があります。
有給休暇
会社員の場合は年間10日以上、勤めている期間によって有給休暇が付与されていますが、フリーランスになるとそのような制度は利用できません。
各種手当
フリーランスになると家族手当や通勤手当、ボーナスや退職金もありません。
フリーランスエンジニアの年収アップするコツ
フリーランスエンジニアの働き方は人それぞれですが、多くの方は案件の紹介をしているフリーランスのエージェントを利用しています。
フリーランスのエージェントで単価を上げるコツを紹介します。またフリーランスエージェントは3社利用したので、僕が利用してきたおすすめのエージェントも紹介します。
会社員時代に複数のスキルを身につけておく
基本かもしれませんが、実務未経験でフリーランスエンジニアになっても案件に参画することは難しいです。会社員時代に経験してきた技術で単価は変わります。
ちなみに僕は、以下の言語を使った案件に参画してきました。フロントエンド、バックエンドの両方やることで高めの単価の案件を紹介いただいてます。
メモメモ
- 1期目: Ruby on Rails, Vue.jsの案件
- 2期目: PHP, Reactの案件
- 3期目: Golang, Reactの案件
最新の技術を身につける
今、どのような技術がニーズが高いのか常にアンテナをはっていましょう。2023年現在はChatGPTとか話題になっていますね。最新の技術を早めに習得するとライバルが少ないため単価アップにつながります。
チェック
例えば、JavaやPHPは案件数が多いため経験があることで案件に困ることがなくなるかもしれませんが、エンジニアも多いので単価は上がりにくいです。Golangあたりはまだまだエンジニアも多くないので、単価が上がりやすいです。
中間マージンの少ないフリーランスエージェントを利用する
案件に参画するときは、フリーランスエージェントを利用する方が多いですが、エージェントによって中間マージンに違いがあります。
次の項目で僕が利用したエージェントも含めて、中間マージンの少なめのところを紹介していきます。
フリーランスエンジニアのおすすめのエージェント
フリーランスエンジニアになったときにエージェントを利用して案件に参画しようと考えているのであれば、複数のエージェントに登録することをおすすめします。
1社だけでは希望の案件が見つからない場合があるため、探すときは複数のエージェントに探してもらうことで見つかりやすくなります。僕も5社くらいは登録しています。
Midworks
Midworksは、中間マージンが少ないという点にプラスして保障やサポートが充実しているフリーランスエージェントです。僕もお世話になっているので間違いないです。登録必須です。
中間マージンを公開しているわけではありませんが、Midworksを通して参画した案件のクライアントから直雇用の勧誘を受け、そのときに企業が支払っている額を教えてくれたため中間マージンがわかってしまいました。
ここに書くことはできませんが、かなり低いので一番のおすすめになりました。
レバテックフリーランス
とにかく案件数が多いフリーランスエージェントです。特にWeb系の案件を探しているという方にはおすすめです。
エンド直の案件が多いため、単価が高く設定されていることが多いです。二次請け、三次請けになるとその分マージンが取られていくため直請けの案件は高くなるのでおすすめです。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、週5の案件以外にも週2,3の案件も取り扱うフリーランスエージェントになります。エンド直の案件を多く取り扱うため、効率よく働くことが可能です。
週3で働き、残りの日は自由に使うという働き方もできます。高単価なので週3でも生活するのに困らないくらいの収入を得ることができると思います。
まとめ
フリーランスエンジニアの年収が気になる方に3期分の年収を公開しました。ぜひ参考にし、フリーランスエンジニアを目指してみてください。
保障がなかったり不安になるという方もおられますが、IDECOや小規模事業共済などで将来に備えて準備することで年金の対策もできます。
何より会社の指示でやりたくない仕事をやらされるストレスから解放されて、自分がやりたい仕事ができるのでモチベーションが高く、充実した日々を過ごすことができます。