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SESという働き方が未経験エンジニアにとっておすすめできない理由

SESという働き方

SESという働き方が未経験のエンジニアにはおすすめできないという話を聞くけどなぜなんだろう?

この記事では、このような疑問について答えていきます。

  1. SESとは、どのような働き方か
  2. SESで働くことが良くないと言われる理由
  3. SES企業の特徴

SES企業に5年以上所属した僕が上の3点について詳しく説明していきます。

IT業界のSES契約とは

SES契約とは

ITエンジニアに転職する考え、調べていると「SES」という言葉を見ることがあると思います。そしてSESはおすすめしないとか、やめておけといった内容の記事も見かけます。

その理由はいくつかありますが、まず最初にSESとは何か説明からしていきます。

SESとは?どんな働き方

SESとは契約の一つで、簡単にいうとクライアント先にエンジニアを派遣し、時間に対して報酬を支払うシステムのことです。

契約期間があり、契約満了になると契約更新したり、契約終了になったりします。

クライアントの仕事を一次受けと言われる企業が請負、2次受け、3次受けと下請けが実際に開発するということが多いです。日本独特の開発スタイルになっています。

SESは2次受け、3次受けで仕事をすることが多いです。もちろん下に行くほど報酬がさがるためSESは厳しいと言われる理由です。

エンジニアがSESで働く場合の仕事内容

仕事の内容は契約内容によって変わるため、特別違いはないと思います。けれどもSESは大規模なシステム開発のプロジェクトに入ることが多いため、設計、開発、テスト、マニュアル、ドキュメントの整備と幅広く仕事をします

大規模システムのプロジェクトはとにかく雑用というか開発以外の仕事が多いため、新人の参画することが多いのが特徴です。

SESのエンジニアの年収

年収はそれほど高くはないです。開発で年収600万あると高い方です。契約の単価に対して年収が計算されることが多いです。退職した後に仲の良かった営業に聞いた僕の契約単価が100万だったと聞いて、その時の年収が650万とかだったので、5割くらいは企業に持っていかれている計算になります。

単価が高い人ほど企業に抜かれる割合が高い感じでした。新人の人の単価は40万くらいで年収350万とかだったので、単価相応の年収といった感じですね。

SESでの仕事がおすすめされない理由

メリット・デメリット

ネットでSESってどうなの?って探すと、「SESはやめておけ」という記事を散見します。やはりそれなりに理由があります。僕も人によってはやめておけと思います。

理由を説明していきます。

成長ができない可能性

一番の理由は成長できない可能性が大きいからです。先に書いた通り、大規模な開発プロジェクトに参画することが多く、新人であれば先輩の元で働くことになります。

その場合、だいたいドキュメントの整備やテストという工程で仕事をすることが多いため開発の技術面での成長がしにくいです。

僕が所属していた企業の新人は、2年近く同じJavaのプロジェクトにいてもコードを書くことはほとんどなく、一人で開発することができない状態だと言っています。

これは一例ですが、新人の場合このように仕事をしていくと成長ができないため、おすすめしないと言われます。自社開発企業に入った人がガリガリとプログラミングしている時に、テストやドキュメント整備に時間を使って過ごすことになります。

自分の意思でやめられない可能性

SESはクライアントや上位の企業との契約があるわけですが、テストばかりで成長できないため開発ができる企業に行きたいと希望を出しても企業によっては我慢しろ、あと半年頑張ったらなどと言ってプロジェクトの移動がなかなかできない場合があります

どうしても嫌になったら退職するしかないという場合もあります。

経験者の場合は、条件に合う行先が増えるので、希望を聞いてもらえる可能性が高くなります。

開発言語はJavaが多い

開発言語がJavaが多いのには理由があります。1次受けが大手のSIerで下請けの2次、3次へ仕事を流すという流れで1次のSIerがJavaを使うことが多いのが理由です。

Javaエンジニアはある程度、安定しているスキルを持っているのとかっちりとして開発ができるため、SIerもJavaを使いやすいのかと思います。

僕が参画したプロジェクトで官公庁や金融などの大規模なシステムはJavaを使っていました。

SES企業はこんな会社が多い

SES企業の特徴

SES企業はものすごくたくさんあります。エンジニアさえいれば、決まった単価で仕事をしくれるので赤字になりにくいという特徴があります。

僕の経験を含めてSES企業について説明していきます。

単価で評価する

エンジニアとして評価が高くても会社では、営業職の方が役職につくことが多い。理由は営業の方が立場的に高くないとエンジニアを会社にとって利益のある企業へ派遣できなかったり、指示を出しにくいというのが理由です。

僕はこのSES企業の組織体勢が好きではなかったです。エンジニアとしての評価が高くても企業にとっては、一人の社員で特別ではないです。

後から入ってきた営業の方が立場が強く、上から指示を出してきます。IT企業でエンジニアよりITに詳しくない営業が昇進していくので、なんか会社員としてのやりがいは感じませんでした。

もちろんエンジニアとして成長することに対しては、やりがいは感じますが、会社に対しての帰属意識というか、会社のためにというような気持ちはまったく生まれません笑

給与が上がりにくい

SESの年収は単価がベースなので、契約単価で年収が変わります。企業にもよりますが、自分の契約単価が低いと年収も期待できないと思います。

ある程度、経験を積むと契約単価はそれほど変わらないため給与は上がりにくいという特徴があります。

転職すると年収がアップ

IT業界の特徴として転職すると年収がアップします。これは本当で入社の時に希望年収を聞かれたりするので、その時に希望を伝えるととんでもない額を提示しない限り希望は聞いてもらえる可能性が高い

もちろんスキルがあり、即戦力が条件ですが。。。所属している企業で年収が450万とかで年収を100万上げるのはかなり難しいですが、転職して100万上げて550万にするのはそれほど難しくないと思う。

SESか自社開発か論争

比較

SESでも自社開発でも自分が成長できて、将来どうなりたいか決まっていてその目標に向かって進めているのであればどちらでもいいとは思います。

ただSES企業に所属してドキュメントやテストばかりしていてもエンジニアとしての価値を上げていくことはできないので、未経験者がそのような働き方をするのはおすすめしないです。

SES企業でも開発のプロジェクトに入れてもらえたり、自分の希望を聞いてくれる企業であれば、問題ないのかなと思います。

自社開発の企業は経験者からの人気も高いので入社が難しいと言われています。

未経験者のおすすめは

未経験者は自社開発企業がおすすめではあるけど、SES企業でも自分の希望や開発案件に参画できるであれば、経験は積めるので問題ないと思います。

ある程度経験を積めたら、自社開発の企業にも転職できるし自分が好きなサービスをしている企業に転職も可能なので、SES企業をステップにしていくのが理想かと思います。

経験者のおすすめは

経験者は自分の理想の働き方を求めて転職すると良いのかと思います。例えば、Rubyで開発したいと思ったらSESでRubyの案件に参画したり、PHPがやりたくなったらPHPの案件に行かせてもらうというのも可能だと思います。

経験者は自分次第だと思います。僕はいろんなことを学びたかったのでSES企業でいろんな案件に参画しました。Java、PHP、Ruby、JavaScript、TypeScriptなどその時にやりたいと思う案件に入りました。

いろんな言語や現場を経験してフリーランスエンジニアになりました。フリーランスになりたかったら、未経験の案件には入りにくいためいろんなことを経験しておくといいかと思います。

希望の企業に転職する場合も事前にその企業で使う言語の開発を経験して準備しておくとよいかもしれません。

まとめ

まとめ

SESについていろいろ説明してきましたが、会社員として自社のサービスに力を入れたいのであれば、自社開発の企業に入るのがおすすめで、未経験から入るのが難しい場合は、SESで経験を積んで転職する方法でもいいと思います。

自分の目標を実現するためにSES企業でも成長できる環境であれば、問題ないと思います。参考にしてみてください。

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