
このような疑問をお持ちの方に向けて書いています。
世の中の求人を見ると、「未経験者歓迎」という求人があります。このワードを見たときにプログラミングを学んでいる人たちがどのように感じるのか、そして本当の意味について解説していきます。
- プログラマーに転職したい人たちの勘違い
- 未経験者歓迎の意味について
- プログラマー未経験者がアピールできる点
この後は、上の3つの点について詳しく解説していきます。プログラマー未経験の求人のレベルについて、採用を経験した僕が解説していくため信頼度は高いです。
「未経験者歓迎」の求人について
プログラマーの求人を見ていると「未経験者歓迎」、「未経験可」という求人が多いと感じませんか?
これだけ未経験者の募集があるなら、どれかに受かるのではないかと思うかもしれません。けれども「未経験」という言葉は幅広いため惑わされる場合があります。実際に未経験の意味を考えていきます。
職種未経験とは
「職種未経験」を求めている場合、例えば、その業界にはいたが、違う職種に転職する場合は応募可能という意味。
IT業界に当てはめてみると、エンジニアをしていた人を営業として採用したい場合などが当てはまるのではないだろうか。IT業界の経験はある人が応募可能。
ただ「未経験者歓迎」と書いているIT業界の募集では、このような「職種未経験」という意味で募集する企業はあまりないのではと感じます。
業界未経験とは
業界の経験はないが、職種の経験がある人が対象。医療の営業をしていた人がIT業界の営業に転職する場合は応募可能という意味。
IT業界に当てはめると、ITではないエンジニア(化学系や工学系)からITエンジニアを目指す場合などを指す。
こちらもIT業界の募集では、あまり企業が意図している募集ではない気がします。
すべて未経験とは
職種も業界も未経験の応募可能。
IT業界の未経験者の募集はここに当てはまるのではないかと思います。
けれどもほとんどの未経験者が書類審査の段階で落ちてしまうのはなぜだろうか。未経験でも応募は可能であるが、もっと違う意味があるのではないでしょうか。
IT業界における「未経験可」の求人の意味
IT業界の募集にある「未経験可」の求人は、実際どのような未経験者を募集しているのか考えてみます。もちろん募集している企業によって若干求めている部分に違いはあると思います。
業界の知識はある
プログラマー、エンジニアの募集で見られる「未経験可」の求人では、最低限のIT業界の知識を持っている人を求めていると考えられる。
企業によって求めるIT業界の知識に幅があると思いますが、未経験者を教育するにしても全く知識がない人とITパスポート持っている人を比べたら、後者を採用したくなるでしょう。
資格は必須ではないですが、未経験者の知識を判断するためには有効だと思います。
実務が未経験である
企業は本来自走できるエンジニアが欲しいが、どうしても採用できないため未経験者の採用も考慮します。
実務未経験の場合、ある程度基本的なことを学んできて実務経験だけがない人を募集している場合が多い。
0から教育するわけではなく、わからない部分は会社でフォローしますくらいのレベルの人を募集している。
例えば、ある機能を開発してくださいとお願いした時に、ある部分でつまずき動かない時にフォローするという感じ。そもそも開発に入れないくらいのレベルであれば、付きっきりで教育する必要があるため企業としては負担が大きすぎると考える。
採用したい未経験者の特徴
未経験者を募集している企業が、プログラミングの技術においてそれほど期待はしていない場合もあります。
例えば、先輩社員の横でプログラミングを学ぶと成長してどんどん伸びていく人と全然な人がいます。そのような違いは学習の意欲であったりヒューマンスキルが関係している場合があります。
先輩の言ったことを素直に聞けなかったり、プログラミング以外の仕事をお願いした時に、やる気なかったり。そのような状況を見ると、先輩社員も教えたくなくなり、お互いが不幸になってしまいます。
未経験を勘違いしない
ネット上では、プログラミングをはじめ間もない人が、未経験の求人に応募してみたらダメだったみたいに書いているのをみることがあります。
そんなのは当然で、半年学習してても採用されない人が多い状況でプログラミングの知識や業界のことを何も知らないでいきなり応募して採用されるわけはありません。
そういう人は、そもそもプログラマーのように調査して問題解決する能力が必要な仕事は向かないのではと思ってしまいます。
プログラマーの未経験者枠で採用されるには
未経験者が採用されるために、どんな点に力を入れるべきか解説していきます。
最低限のプログラミングや業界の知識が企業のボーダーラインを超えていることが前提です。そこまでは超えられる未経験者が多いと思います。
それだけでは、ライバルには差をつけられないためほとんど書類審査で落とされてしまいます。
学習意欲をアピールする
学習意欲がないと、ほとんど落とされてしまいます。書類上でやる気をアピールするのは難しいですが、GitHubに公開したものでアピールできるはずです。
プログラミングを学ぶためにどのくらいのことをしてきたのか、どんなことを学んできたのかアピールできます。
本当に採用されたいのであれば、その学習結果が量に表れていると思います。
IT系の資格と取る
学習の成果としては資格でもアピールできると思います。プログラミングスクールに通い、課題で作ったものをポートフォリオとして提出するくらいであれば、「基本情報技術者試験資格」くらいを取得する方が全然よい。
資格は必要ないと言われていても、基本情報技術者試験資格取るくらい学習してきたんだというやる気をアピールすることができます。
ヒューマンスキルをアピールする
ここは書類審査を通過し、面談でアピールするしかないと思いますが、うまくコミュニケーションが取れるかで採用の確率は変わってくると思います。
やる気やプログラミングへの興味など言葉で伝えます。またポートフォリオについて聞かれることがあると思います。どうしてこのようなポートフォリオを作ったのか。
関連記事の中で僕はAPIを100本くらい作るとアピールになるという点を書いています。企業との面談で「なぜこのようなポートフォリオを作ったのか」と聞かれたら僕の場合はこう答えます。

採用側の人は、期待できる人だと感じるはずです。補足でフロント側においては、学習できなかったが、これから少しずつ学習していくという旨を伝えることでやる気もアピールできるのではと思います。
さらに自分自信の分析がしっかりできていることも伝えることができます。
まとめ
今回は「未経験者歓迎」「未経験可」の求人がどのような意味があり、どのくらいのレベルの人を募集しているのかという点について解説しました。
完全に未経験で何も努力していない人が入れる業界ではなく、企業が求めるレベルの基本的な知識がある未経験者ということを理解しましょう。
また、ポートフォリオもしっかりと自分でアピールできるもの、また作った理由まで説明できるようになっておきましょう。
独学でもプログラミングスクールでも必要最低限のことを効率良く学び、早く転職した方がエンジニアとして成長することができます。引き続き努力してみてください。