プログラミングの勉強をはじめると、難しい。わからないという場面がでてくると思います。
僕も今はフリーランスエンジニアとして仕事ができていますが、プログラミングを始めた頃は挫折の繰り返しでした。
初心者の頃の僕はこんな感じでした。
- 本の通りに書いているのに動かない。
- ネットで調べてもエラーが解決しない。
- 動かなくても聞く人もいない。
- 本はたくさん買うけど、途中まで読んで終わる。
- 開発環境を作るのに時間がかかりプログラミングがはじまらない。
このような状態でエンジニアになれるのか、僕はセンスがない、開始して10日ほどで挫折しそうになりました。
けれども、挫折しないで今でも現役でエンジニアを続けています。
今回は挫折しそうでも挫折しなかった僕が挫折しそうになっても乗り越えられる方法についての内容となっています。
プログラミングは挫折する人が多いのは本当なのか
挫折する人が多い、これは本当です。挫折する人が9割と言われていますが、挫折の基準がわからないため正解とは言えません。
プログラミングをはじめたが、やめていったというのを基準にすると僕の感覚では4割〜5割くらいではないかと思います。
僕も挫折をしそうになりましたし、僕の周辺でもやめていった人はたくさんいました。
プログラミングを挫折する理由
冒頭でも書きましたが、プログラミングを挫折する人が多いのは挫折しやすい理由がたくさんあるからです。
例えば、本の通りにプログラムを書いても動かないという点がありました。なぜ動かないのか。
本が古く、言語やフレームワーク、使用するツールのバージョンが上がっており、本の内容が古くなっているということもあります。
または、本の通りに書いたつもりでも、小さなミスに気づかない。例えば半角を全角で書いていたため動かないなど。
学ぶことが多いため挫折する
プログラム言語を学ぼうとして準備しますが、本の通りに自分のPCで開発する環境を作りはじめますが、開発環境で挫折する人も多いです。
プログラミングを学びたいのに開発環境を作るのが難しい。僕はここで嫌になりかけました。
PHPやJavaScriptからはじめようと思っても、必ずHTML, CSSはでてくるしデータベースの話が出てきたり全くの未経験者があれもこれもわかるはずがありません。
プログラムの世界は進化が早い
プログラム言語やフレームワーク、使用するツールもどんどんバージョンが上がっていきます。
一度エンジニアになった人がやめていくのを挫折というかはわかりませんが、プログラムの進化についていけずにやめていく人も多いです。
一度覚えたから終わりではないというのがプログラミングの世界です。
プログラミングで挫折する人の特徴
僕が思うプログラミングで挫折する人の特徴は以下のような人です。
- プログラミングを本気で学んでいない。
- 問題が出た時に解決の仕方がわからない。
- 本を買わないし、有料のサイトも使わない。
- 独学と決めている
プログラミングを本気で学んでいない
プログラミングで仕事をするという決意がないとプログラミングは続けられないと思います。
「ちょっとやってみよう」、「副業で少しでもお金が稼げたらいいな」という感じで学ぶと難易度が上がってきた時に無理となります。
学ぶことが多く時間もかかるため、本気で仕事にするという決意がなくはじめた人は挫折してしまいます。もちろん中にはセンスがあり吸収力がある人もいるため、すべての人に当てはまりませんが。
プログラミングを本業にする、また何か明確にこんなアプリを作りたいというような目標が必要です。
問題が出た時に解決の仕方がわからない
プログラミングの学習をしていると毎日エラーがでます。その時に多くの人はネットで検索したり、本で探したり、SNSで聞いたりして解決しようとします。
自分一人で解決できるのが理想ですが、聞く人がいたり聞ける場所があると挫折をする確率はかなり減ります。次に進めるからです。
先に進めなくなるとモチベーションが下がり、徐々にプログラミングは向いていない、やめようとなります。
本を買わないし、有料のサイトも使わない
ネットに無料の情報がたくさんあるため、本は買う必要がない、お金をかけて学ぶことはないと考える人は多いです。
僕はプログラミングに関しての有益な情報は本にあると思います。プログラミングの本を読まないというエンジニアは聞いたことがないです。
ちなみに僕はパーフェクトシリーズが好きです。
プログラミングの学習サイトに関しても同じです。無料の部分だけでプログラミングを身につけられると思っている考えが甘すぎです。
無料で提供されている部分は基本の中の基本の部分くらいです。お金を使いたくないという考えは間違っていないと思いますが、使わなければならない部分にはしっかりと予算を使うことが必要です。
独学と決めている
最初は独学ではじめるのがおすすめです。ただ絶対に独学だけでと考えると挫折しやすいです。
独学の難しい点は、進捗が遅いためいざ転職したいと考えていても長い期間学ぶ必要がでてきます。
時間を使った割にはあまり進んでいなく焦ってきたり、自信がなくなってしまうという人も多いです。
プログラミングで挫折しそうになっても乗り越える方法
プログラミング学習中は毎日エラーとたたかうことになります。ネットで調べても解決せず解決方法がわからないということが多いため、その時の対処方法がないと挫折しやすくなります。
以下の点で解決できる場合は、挫折率が下がります。どれか自分に合った方法で問題を解決できるようになると良いと思います。
- 友人。先輩に教えてもらう。
- ネット掲示板で教えてもらう。
- SNSでおしえてもらう。
- プログラミングサイトの質問を利用する。
- プログラミングスクールで講師に教えてもらう。
友人や先輩に聞ける状況であれば、プログラミングを学びやすいかもしれませんが、友人も先輩も暇ではないと思うため、家庭教師のように教えてくれるということはないと思います。
解決の仕方は教えてくれるかもしれませんが、答えまで教えてもらえるという期待は持たない方がよいでしょう。
ネット掲示板に質問する人がいますが、日本の掲示板を見てると嫌味っぽい人が多いという特徴があります。そのため質問したくないと思う人もいるでしょう。
というか、僕は嫌ですね笑。まだSNSの方が親切な方が多い印象です。SNSで聞ける人はどんどん活用していくとよいでしょう。
ドットインストールのようなプログラミング学習サイトでも有料会員になると、質問をすることができます。(回数制限があるはず)
そのような有料会員の特権を使い学べると、挫折率はさらに下がってきます。
僕がおすすめするのはプログラミングスクールです。理由は質問も無制限でできるところが多く、短期間で基礎力が身につきやすいからです。
解決方法は一つ。問題の解決方法を教えてくれる人がいる
プログラミングで挫折しそうな時に乗り越える方法は、「問題の解決方法を教えてくれる人がいるか」ということです。「ググれカス」とか言われますが、最初はググってもわからないものはわかりません。
気兼ねなく好きなだけ聞ける環境を作るというのは無料ではなかなか難しいのかなと思います。
プログラミングを学ぶ方法
僕が考えるプログラミングを学ぶ方法は、以下のような順番です。
- 本を読み、学びたいことの全体をざっくりと知る。
- 独学で無料のプログラミングサイト(Progate、ドットインストール)で無料部分を学ぶ。
- オンライン、通学の自分に合うプログラミングスクールに通う
自分がどんなものを作りたいのか、分野が決まったら本を読み全体を知ることからはじめます。ネットの情報を探して知ることもできますが、正しい情報を選別するのが難しいと思います。
本の方が信憑性が高いです。本屋で立ち読みでもいいので一冊読んで見ることをおすすめします。もちろん初心者でもわかりやすい初級の本で十分です。
さっくりと全体を知ってから無料のプログラミングのサイトで学ぶと、全体のどの部分で何をするとどうなるのかという部分が少しわかるようになるので、進めやすいです。
無料のプログラミングのサイトで学べることは限られているので、そのあとはプログラミングスクールで学ぶという流れがおすすめです。
プログラミングスクールで学べるレベルを勘違いしない
プログラミングスクールで学ぶことは「基本」です。もしくは「基本 + 実践に近い雰囲気」を学べるレベルであるということです。
プログラミングスクールに通うと、現役のエンジニアのようにすぐに仕事ができると勘違いしている人が多くいます。そのようすぐに仕事ができるような人たちは元々センスや能力が高めの人で1割もいないレベルの人たちです。
そのような期待してはいけません。理想はプログラミングスクールで学ぶより、会社に入り学ぶことです。僕は半年間独学で学び運よく会社に入れてもらいましたが、独学でやったことは全く通用しませんでした。
独学で学んだ半年よりも会社で学ぶ1ヶ月の方が得るものが多く自分のスキルアップにつながりました。
なぜプログラミングスクールに通うのか
だとしたらプログラミングスクールに通う必要がないと思うかもしれませんが、何の知識もなく何もできないままの状態から育ててくれる会社は少ないです。
プログラミングスクールは会社に入るための手段です。「基本は学んできたので、会社で少しやり方を教えてもらえたら戦力になれます。」ということをアピールするためです。
また、「プログラミングスクールでは、こんなもの作ってきました。」という実績作りです。
プログラミングスクールでどのくらい学ぶか
基本は大切なので、しっかりと基本くらいは学習しておけたらよいのですが、会社に入るために学ぶのであれば3ヶ月くらいのコースでも十分だと思います。
2ヶ月でもやる気次第では可能かと思いますが、基本だけでもしっかり学んでおかないと会社に入ってから苦労します。基本ができていても苦労はしますが、苦労のレベルが違うと思っていただけたらいいでしょう。
プログラミングスクール経由で転職すると受講費用が無料になるプログラミングスクールもあるため、本気で転職を考えている方は、そのようなプログラミングスクールがおすすめです。
仮に転職できない場合でも費用が戻ってくるというスクールもあります。詳しくは関連記事の方をご覧ください。
プログラミングスクールから学ぶメリット
すべての人がプログラミングスクールに通う費用を出せるわけではありませんが、プログラミングスクールに通うことでメリットが多くあります。
- 時間の短縮になる。
- 挫折しにくくなる。
- モチベーションが下がりにくい。
- プログラミングが楽しくなる。
- 転職率が9割以上。
独学で学んだ僕は仕事をしながら独学で学習し半年かかりました。独学で学んだ基礎もほぼ通用しませんでした。その経験からすると、プログラミングスクールはカリキュラムがあり、問題がでてもすぐに聞ける状態なのはおすすめです。
わからないことが解決できる環境では挫折しにくいですし、モチベーションも下がりにくいです。わからないことをいつまでも悩んで時間を使っていると徐々にモチベーションが下がって挫折へと向かいます。
どんどん進むとできることが増えプログラミングが楽しくなりモチベーションも上がるでしょう。
転職保証があるプログミングスクールの転職成功率は、9割以上は転職しているということなので、挫折9割というのが本当なのか疑問ですね。
逆の考え方をすると、プログラミングスクール通っていない人の挫折率はかなり高いということが言えるかもしれないですね。
まとめ: プログラミングで挫折する人が9割は本当?挫折しない人との違いは?
プログラミングで挫折する人が9割が本当かは別にどうでもいいですが、その挫折する人にならないように学習するべきです。
すぐにでも会社に入れて学べるなら、それがベスト。無理なら実績を作り、ある程度できることをアピールする方法を考えましょう。
挫折しないよう、多くのエンジニアの話を聞ける関係になり、いろんなことを吸収して目標に近づけるように頑張ってもらいたいです。
少しでも、挫折しそうな方や未経験の方の参考になれば幸いです。