このような疑問をお持ちの方に向けて書いています。
今回は、この勘違いしている内容について解説していきます。
- プログラミングスクールを卒業するとプログラミングができると思う勘違い
- 3ヶ月プログラミングの学習すると転職できる勘違い
- 転職したら開発できると勘違い
- 時間も場所も自由に仕事ができる勘違い
- 副業でエンジニアができると勘違い
- 現役エンジニアより引退したインフルエンサーを正しいと勘違い
この記事では上の7つの勘違いについて詳しく解説していきたいと思います。
未経験でこれからエンジニアを目指す方を対象としています。現役のフリーランスエンジニアの僕が解説するので、信頼度は高めだと思います。
未経験からエンジニアを目指す人が勘違いする理由
世の中にはものすごく情報が混在していて、どの情報が正しいのか見抜く必要があります。
いろんな人がいろんな立場から発言しているため、どの情報を信じるのか迷ってしまいます。
未経験者をターゲットにした情報が多い
これはエンジニアに限ってではないと思いますが、未経験から何か始めようとすると、道具を準備したり環境を整えるために費用がかかります。
そのような道具を売りたい人は「この道具おすすめですよ」と紹介します。また、他の立場の人は「安く教えますよ」と声をかけてきます。
エンジニアになりたい人には「プログラミング教えますよ」と声をかける人がいたり、「プログラミング始めるにはMacおすすめですよ〜」とか「プログラミングスクールがおすすめだよ」という人がいるのは普通のことですね。
なので見抜く力が必要なわけです。
エンジニアが不足している
現在はコロナの影響もありリモートで仕事ができるエンジニア職が注目されているため、未経験から目指す人が多くなっています。
人気の職業は、人の売り買いが活発になるため、お金が動きます。
エンジニアを目指す人も当然、お金が絡むためターゲットになりやすいです。僕たちのような現役のフリーランスエンジニアもやたらと営業のDMが届きます。なぜかDMです。怪しさ満載です。
まず、いきなりDM送ってくる人のことは信用しないようにしましょう。
エンジニアを目指す人が勘違いすること
先に述べたようにいろんな人がいろんな立場で情報を発信するため、勘違いしてしまうのは仕方がないです。実際はどうなのか僕が解説していきます。
プログラミングスクールを卒業するとプログラミングができると思う勘違い
プログラミングスクールを卒業すると、自然とプログラムが書けるようになると思っていて、卒業したのに書けないとプログラミグスクールがダメだとか教え方が悪いという人。
そもそもプログラミングスクールで学び卒業したら、プログラミングができると思うことが勘違いです。
考えてみてください。理系の大学生が学生時代に基礎的な学習をしてIT業界に入社します。入社してからも新人教育を何ヶ月もうけて、やっとプロジェクトに入れます。
そのようにして基礎ができた人たちでも、プロジェクトに入ると1年程度は役に立たないわけです
少しパソコンができる、フリーランスに興味がある程度でプログラミングを始めた人がプログラミングスクールに通い、簡単にプログラミングを習得できるわけがないです。
それでも独学でプログラミングを学ぶよりは、メンターがいたりエンジニアになるために必要な教材が準備されているため、挫折率が低く転職に有利になるということです。
すべてはプログラミングスクールではなく、自分次第というわけです。
3ヶ月プログラミングの学習すると転職できる勘違い
先に述べたように、現場に入ってくる新人が1年くらいは役に立たない状態で先輩社員に教わりながら力をつけていくため、3ヶ月くらいの学習でさっと転職できる人は、ごくわずかだと思います。
それでも企業側はエンジニア不足のため、未経験者でもプログラミングスクールを卒業していると基礎的な部分ができているだろうと考え、1年くらい育てる覚悟で採用したりします。
- 学習してスキルアップしていける人か
- 基礎的な理解ができているか
- 将来戦力になりそうか
- ヒューマンスキルに問題なさそうか
上の点を重視して採用する場合が多いです。実際に現在プログラミングができるのかどうかも大切ですが、学習した内容を理解できているかが重要です。
学んでいないことはできなくて当然ですが、学んだ内容が理解できていないのは問題です。学習する習慣や学んだことを一つずつ噛み砕いて理解していくと良いです。
それでも未経験からエンジニアに転職するのは簡単ではないということを理解して、目指しましょう。
転職したら開発できると勘違い
未経験からエンジニアに目指す人の多くは、エンジニアになってプログラミングでスキルアップしてみたいなキャリアプランを考えていると思います。
けれども実際にはプログラミングできない期間が長かったり、そもそも開発の業務に付けなかったり、会社によって希望通りにいかないということを理解しておきましょう。
人手不足の会社は仕事量が半端ないので、開発以外の仕事も多いです。ドキュメントの整備やテストもそのうちの一つです。
転職するには、その会社の内部事情を知っているエージェントに相談する方が確実です。自分でこの会社良さそうと思い入社しても、実際は違ったとならないようにエージェントから情報を収集しておく方がいいです。
時間も場所も自由に仕事ができる勘違い
最近のエンジニアを目指す人を見ていると、理由が自由にいつでもどこでも働けるというような理由の人が多いです。
エンジニアがそのように仕事ができるわけではないということを理解しておいた方がいいです。
自分でサービスを作って運営していたり、個人で収入があるエンジニアは自由ですが大半のエンジニアは企業で決まった時間に仕事をしています。リモートは増えてきましたが。
副業でエンジニアができると勘違い
何か本業を持っていて、副業でエンジニアをするって本当に難しいと思います。
例えば、本業の方では時間を使わなくても収入を得られるという仕事であれば可能かもしれません。普通に会社員として平日40時間働いて副業でエンジニアという感じで考えているなら、かなり無理ゲーと考えてください。
Lancesやクラウドワークスといったところで仕事を獲得したいと考えていても、おすすめはできません。
良さげな案件には現役のエンジニアも応募がしているし、もし案件を獲得できたとしても普通にバイトした方がお金になると思います。
参考までにシューマツワーカーという現役エンジニアの副業サイトでは、時給が2500円〜3000円程度の案件が多いです。経験を積んで頑張っても副業でエンジニアをする場合は、その程度です。
しかもそこにたどり着くまでには本業で最低でも2、3年の経験と募集している技術がマッチしていないと厳しいです。そう考えると副業だけで経験を積むとすると何年かかるかもわかりません。
さらに言うと、新しい技術がどんどんでてくるため、その流れについていく必要があり一度学んだ技術がずっと使えるわけではないため、副業するために学習をし続けるということを考えると効率悪いと思います。
現役エンジニアより引退したインフルエンサーを正しいと勘違い
元エンジニアのインフルエンサーってたくさんいると思います。フォロワーが多く発言や発信内容の影響力が大きいです。
生み出す金額も大きいため、その人のマネをしたり話すことを鵜呑みにしてしまう人が多いです。ただ一つ言えるのは、現役ではないし、エンジニアとしての経験は少ない人が多いです。
生み出しているお金もインフルエンサー本人の技術とは関係ない点を理解した方がいいとおもいます。ブログだったり、YouTubeでエンジニアだった頃の情報を発信しています。
さらに言うと、今の開発の現場の状況は知らないということです。この流れの早い業界で現役を退いた人は、もう現場には戻れません。新しい技術についていけないからです。
それでもインフルエンサーの言うことが正しいと思いますか?僕はすべてポジショントークにしか聞こえないので、SNSもYouTubeもみないようにしています。
稼ぐという部分については、尊敬することができますが、エンジニアとしてどうかというと参考にするべきではないと思っています。参考にすべきは現役で活躍しているエンジニアです。
自分が使いたい技術、作りたいものを作っているエンジニアを参考にしてみてください。
まとめ
未経験からエンジニアを目指す方は、勘違いしていませんでしたか?
情報過多の時代、自分で判断するのが難しい場合があると思いますが、しっかりと考えて調べてみてください。
何が正しいのか、間違っているのか自分で判断してエンジニアと目指してください。ご相談はSNSでもメールでも受け付けていますのでお気軽に。