プログラミングを学習する時の方法として、プログラミングを動画で学べるサイトを利用するという人は多いと思います。
無料でコンテンツを公開している学習サイト、条件付きで無料にというプログラミングスクールがあります。
今回は気になる無料の学習サイト、条件付きで無料になるプログラミングスクールについて、また学習方法まで紹介していきます。
プログラミングの学習の参考にしてください。
無料の学習サイトと条件で無料になるプログラミングスクールの違い
プログラミングを学習する場合、学び方は以下の3パターンくらいが一般的です。
- 本やサイトで独学で学ぶ
- 有料のコンテンツで学ぶ(ほぼ独学)
- プログラミングスクールで学ぶ
本やサイトで独学で学ぶ
本を読み本の内容から独学で学ぶ人ですが、2020年現在ではかなり少なくなってきている印象です。僕が学習を始めた頃は動画学習サイトはあまり普及していなかったため基本は本で学ぶというスタイルだったのですが。
けれども初心者用の本を読んで学ぶのはおすすめですよ。
無料の動画(一部有料)のコンテンツで学ぶ
基本的な部分は無料で閲覧でき、もう少し詳しい部分まで閲覧したいとなれば月額いくらのような有料になる学習サイトで学ぶ方法。
このパターンで学び始める人が多いです。動画で学べるため理解しやすいというメリットがあります。基本的な無料部分から始めて、有料に進むパターンが最近一般的な学び方かと思います。
プログラミングスクールで学ぶ
無料と言われるプログラミングスクールがあります。受講料が完全に無料になる仕組みは少し前に以下の記事に書いています。簡単に言うと転職の紹介した企業から紹介料をもらっているからです。
これはITエンジニアに転職したいという方を対象としたプログラミングスクールなので、まだ学生だし転職はできない、主婦なので副業でプログラミングで稼ぎたいなどという方は使いにくいかもしれません。
転職しないという方が無料で学べるプログラミングスクールを探すのは難しいと思います。
無料(一部有料)の学習サイトの特徴
無料の学習サイトなので初心者は始めやすく、もっと学びたいと感じた方を有料に導くという特徴があります。
Progate、ドットインストールの二つが有名です。どちらも無料で閲覧できるコンテンツがあり、もう少し詳細を閲覧したい場合は有料になるパターンです。
無料(一部有料)の学習サイトのメリット
- 無料ではじめやすい。
- プログラミングは難しいという概念がなくなる。
- 動画なので理解しやすい。
プログラミングがどのようなものなのか、自分でもできるのかといった不安がなくなるというのが大きいと思います。いきなり本を読めと言われても何の本を読むのか、どんな本を読むのかわからない人がほとんどです。
準備された動画を順番に見るだけで、概要を理解できるのが最大のメリットです。
無料(一部有料)の学習サイトのデメリット
- 閲覧したいコンテンツのほとんどは有料
- わからない場合の質問の回数に上限がある
- すべて学習しても仕事にするのは厳しいレベル
一般的に有料コンテンツを買わせるための無料部分なので、無料部分はどのようなものかくらいしかわかりません。
けれどもコンテンツのすべてを閲覧して学んだとしても仕事ができるというレベルまでは難しいという内容になっています。
また、一番のデメリットとして、わからない場合に質問ができますが回数制限があるということ。結果として挫折率が高くなるということです。
初心者、未経験者はわからないことだらけなので、質問はできるだけたくさんできる方が理解が進むと思います。業界でも5分調べてわからない場合は聞けと言われたりします。
いまだに「ググレカス」というような企業はカスな企業と言われます笑
完全無料のプログラミングスクールの特徴と条件
完全無料になるプログラミングスクールの場合は、転職という条件付きがほとんどになります。
転職もできてプログラミングも学べるというのが特徴なのですが、注意する点として以下があります。
- プログラミングスクールの紹介企業、もしくは自社の派遣・SES会社に転職
- プログラミングスクールで決めた年齢制限
- 転職先は主に首都圏の企業
プログラミングスクールの紹介企業、もしくは自社の派遣・SES会社に転職
プログラミングスクールの提携企業を紹介してくれる場合は、自社サービスの開発なのか受託開発なのか、またSESなどの常駐型の開発なのか希望で紹介してもらえるため、自分に合った企業を探す必要があります。
問題は自社の派遣・SESのみしか転職先がない場合は気をつける必要があります。元の会社がそのようなスクールでした。関連記事をご覧ください。
学ぶプログラム言語がJavaの場合は気をつける必要があります。関連記事の方でも書いていますが、SIerの元に派遣され仕事をする可能性が高いです。
それがダメというわけではなく、未経験者、初心者には厳しいためおすすめできないということです。
プログラミングスクールで決めた年齢制限
プログラミングスクールによって年齢による制限がある場合がほとんどです。最大でも35歳くらいで、30代になると条件を満たせない場合もあります。
紹介先の企業が未経験であれば、若い方を好むためです。プログラミングスクールの条件を確認してみましょう。
転職先は主に首都圏の企業
転職で無料になるオンラインで学習できるプログラミングスクールでも転職先は首都圏と決められている企業が多いです。
どうしても首都圏にある企業の仕事が多いため仕方がないというのはあります。
けれどもコロナの影響でリモートで仕事をする機会が増えそうですね。
無料(一部有料)の学習サイトと完全無料のプログラミングスクールのどちらが良いのか
プログラミングを学習する場合には先に述べた無料(一部有料)の学習サイトやプログラミングスクールでの学習などを紹介しましたが、どちらがよいのか説明していきます。
転職希望の人の場合
僕のおすすめするは「どちらも利用する」というのが回答になります。順番としては以下のように学習するのがおすすめです。
- Progate、ドットインストールを無料で学ぶ。
- もっとやってみたい場合は有料プランに移行する。もしくはプログラミングスクールで学ぶ。
- 学習サイトの有料プランの後にプログラミングスクールで学ぶ。
このような流れがおすすめなのは、何も知らずにプログラミングスクール入り、よくわからないという状態にならないためです。
無料の学習サイトでも十分概要はわかります。概要だけ理解したらプログラミングスクールに入ってもよいと思います。転職保証のプログラミングスクールであれば、受講料もかからない可能性もあるからです。
2番、3番のどちらでも合った方を選択すると良いです。
転職するつもりはないがプログラミングを学びたい人の場合
転職するつもりがない場合は無料でプログラミングスクールに通うということがむずかしいため、以下の順番で学びます。
- Progate、ドットインストールを無料で学ぶ。
- もっとやってみたい場合は有料プランに移行する。
- 学習サイトの有料プランの後にプログラミングスクールで学ぶ。
上記の順番がおすすめになります。Progateやドットインストールでも月額1,000円程度なので、とりあえずできるところまでやってみるとよいかと思います。
ここで理解が難しく挫折しそうなら質問できるオンラインのプログラミングスクールに変更すべきです。
副業で稼ぎたいという方はHTML、CSS、JavaScript(jQuery)、WordPressあたりをしっかり理解していなければ案件の受注は難しいです。
逆に副業の場合は、これ以外の選択肢はほとんどありません。Web制作(ホームページ作成)とシステム開発の仕事は別と考えた方がよいかと思います。
プログラミングスクールにお金を使うのは違う?
副業で稼ぎたいのにプログラミングスクールにお金使うのは違うと思う方も多いですが、技術職なので技術をつけるためには仕方がないこともあります。
資格を取るのにもお金がかかるのと近いと思います。資格は信頼です。プログラミングに資格は必要がないですが、技術があるという実績と信頼が必要です。そのための手段の一つとしてスクールがあるだけです。
独学で実績が作れるなら、それで十分です。実績を見てもらい信頼してもらえるなら仕事を受注できるからです。
ただエンジニアになってからもお金は使います。僕の場合は毎月、技術本を買ったり有料のツールを使ったりサーバを借りたりしてお金を使います。
技術力を維持したり、新しいことを学ぶために投資しているからです。
お仕事を受注して完成できない場合は、トラブルになりやすいので、そのあたりも含めてしっかりと考えて学びましょう。
おすすめの無料プログラミンググスクール
おすすめのプログラミングスクールはいくつかありますが、転職希望の方とそうでない方では学ぶ内容もおすすめのスクールも少し変わってきます。
選択するプログラミングスクールおすすめの特徴
転職希望の方 | 転職希望しない方 | |
学ぶ内容 | PHP(Larabel), Ruby(Ruby on Rails) | HTML, CSS, JavaScript(jQuery), WordPress |
スクールの特徴 | 転職無料型・教育訓練給付金が使える | WordPressが学べる |
転職希望の方におすすめなプログラミングスクール
おすすめはやはり転職に強いプログラミングスクールです。以下の記事で紹介しているプログラミングスクールの場合はほぼ転職できると考えてよいでしょう。
転職を可能にしている理由は紹介企業からの信頼もあるということです。
以下の二つは転職希望の方にもおすすめですが、副業の方にもおすすめのカリキュラムが準備されています。
上記の3つのプログラミングスクールは企業の新人研修でも利用されるプログラミングスクールなので信頼も高く、メンターやサポートにおいても信頼できるプログラミングスクールとなっています。
こちらの記事でも紹介しています。ご覧になってください。
まとめ
プログラミングを学習する時には学習サイトを利用するのはおすすめではありますが、挫折しないよう注意が必要です。
挫折する前に現役のエンジニアから教わることができる環境で学ぶことをおすすめします。
プログラミングを仕事と考えている場合は、スキルをつけるための投資と考えても良いと思います。
ご自分に合った方法でプログラミングの学習に役立てていただければと思います。