
このような疑問をお持ちの方に向けて書いています。
結論: Vue.jsのみのスキルで転職が難しいためです。後ほど詳しく解説していきます。
- プログラミングスクール選びで悩んでいる人
- RUNTEQに興味がある人
- フロントエンドの学習をしている人
このような人が対象の記事となっています。
記事を書いている僕の経歴は以下のような感じです。サーバーサイド中心ですが、近年フロントエンドの担当することも多くVue.js、Anglarあたりを書いています。
フロントの技術や現場の状況も含めて解説するので信頼度は高めです。
この記事の信頼度

・IT企業転職歴も3回以上
・プログラミングスクール運営側の経験あり
・単価約100万のフリーランスエンジニア
RUNTEQでVue.jsを学習することについて
RUNTEQはRuby on Railsをメインで教えているプログラミングスクールですが、実はVue.jsも教えています。
RUNTEQが教えているVue.jsって何?
最初はVue.jsって何?という人もいると思うので、簡単にVue.jsの解説から。Vue.jsはJavaScriptのフレームワークです。少し前まではjQueryというライブラリーが流行っていて、多くのWebではjQueryが使われていました。
近年Vue.jsやReact、AnglarといったJavaScriptフレームワークが流行ってきたため、フロントエンドエンジニアと呼ばれるポジションが注目されはじめ、フロントエンドエンジニアの求人を目にすることも多くなりました。
Railsがサーバーサイドで使われるRubyのフレームワークなのに対し、Vue.jsはフロントエンドで使われるJavaScriptのフレームワークです。
RUNTEQでVue.jsを学習する場合のコース
RUNTEQでは上で解説したVue.jsをカリキュラムに組み込んでいます。3つのコースでVue.jsを教えています。
というか、3つしかコースがないです。全てでVue.jsを教えているということですね。全てRailsとセットで。この回答は次のセクションで。
Webマスターコース | Web入門編Railsチュートリアル編 Ruby on Rails 基礎編 Ruby on Rails 応用編 Ruby on Rails API編 Vue.js編 |
Railsマスターコース | Railsチュートリアル編 Ruby on Rails 基礎編 Ruby on Rails 応用編 Ruby on Rails API編 Vue.js編 |
Railsエンジニアコース | Ruby on Rails 基礎編 Ruby on Rails 応用編 Ruby on Rails API編 Vue.js編 |
RUNTEQではなぜVue.jsとRailsがセットなのか
RUNTEQではなぜRailsと一緒にVue.jsを教えているのでしょう。回答はひさじゅ社長が次のようにツイートしています。
いまだかつてVue.js「だけ」出来る人を見たことがないのですが、いたとしても企業側からはニーズがないと思います。ただRailsがある程度書けてVue.js「も」ある程度書ける人は就活で有利には働くと思います。
実際の現場ではフロント専門というよりサーバサイドの人が兼務してるケースが多いので。— ひさじゅ@RUNTEQ (@hisaju01) April 26, 2020
このツイートによると、Vue.jsのスキルのみでは、転職が難しいということを言っています。フロントエンドエンジニアが注目されているのになぜ?と思うかもしれませんが、これは現役のWebエンジニアの僕も同様の意見です。
現場におけるVue.jsの状況
ここではVue.jsのスキルがあるのに、なぜ現場でニーズがないのか解説していきます。
現場ではVue.jsのスキルは必要ないのか
Vue.jsは人気でスキルがある人を必要としている企業も多くあります。今まではフロンtはjQueryが基本で、コーダーと呼ばれる人が担当したり、デザイナーがコーディングしていました。
フロントのフレームワークに関して言うと、開発の要素が強くデザイナーやコーダーの範疇を超えているため、どうしてもエンジニアが担当する企業が多いです。
もちろんVue.jsの中にHtml, CSSを組み込む部分に関してはコーダーやデザイナーに任せるという企業も多いと思います。つまりVue.jsができるエンジニアは必要とされているということです。
Vue.jsのスキルは必要なのに企業側のニーズがない理由
Vue.jsは、現場ではサーバーサイドのエンジニアが担当している企業が多いです。もちろんフロントエンドが苦手なエンジニアも多いですが、そこそこ経験があるWebエンジニアはフロントも書けます。
Vue.jsしかできないと開発しているときに、APIを修正した方が使いやすくできるという場合でもフロントで無理な実装をするといったことがあります。APIを修正するにしても他の誰かに頼まなければならなくなり、企業としては使いにくいと感じてしまうということです。
サーバーサイドの知識がないと、APIを叩いているのにレスポンスがない。なぜだと苦しんだ結果、APIのバグだったなんてこたがあってもサーバーサイドのバグと気づけないかもしれません。
Vue.jsを学習するべき人
Vue.jsを学習した方がいい人は、サーバーサイドのエンジニアでフロントもできるようになりたいという人が学習すべきかなと思います。
RUNTEQでもRailsとセットで教えている理由はRailsができるようになってVue.jsについても理解があれば転職するにしても企業側の印象は良いという点を考慮しているためではないかと思います。
では、コーダーがVue.jsを学習してスキルを身につけるメリットがあるかというと、あまりないのではと思います。
まとめ
RUNTEQがRailsとセットでVue.jsを教えている点について解説してきました。RUNTEQの考えは実際の現場でVue.jsを使っている僕の考えと一致しているといえます。
Webエンジニアを目指すのであれば、フロントエンドを学習する前にサーバーサイドをしっかり学習して経験を積んでからでよいのではと思います。
参考にしてみてください。
プログラミングスクールを受講した方の体験談はこちらからどうぞ。