このような疑問をお持ちの方に向けて書いています。
この記事では、未経験からWebエンジニアに転職する方法について紹介していきます。
以下のような現実的ではない、1000人に一人くらいしか目指せないような情報は、このサイトで発信していないので他を探した方がいいと思います。
- 未経験からフリーランスエンジニアになる方法
- 1,2年の経験で年収1000万稼ぐ方法
あるサイトでは、Webエンジニアになるのは簡単と伝え、別のサイトでは難しいと伝えています。
実際、どうなんだろう。何を信じたらいいのかわからないという人に向けて「未経験からWebエンジニアに転職するロードマップ」を作りました。
この記事の対象者は、以下のような人になります。
- 未経験からWebエンジニアに転職したい。けどどうやって目指したらいいのかわからない。
- Webエンジニアになるには何からはじめるといいか知りたい。
このような内容を知りたいという人はぜひ、最後までご覧になってエンジニアを目指す上で参考にしてみてください。
この記事を書いた人
特別何か持っているわけではない普通の人が未経験からエンジニアに転職し、10年以上経験を積みフリーランスエンジニアになり、単価80万〜140万の案件に参画し稼げるように。プログラミングを始めた頃は、「プログラミング向いていないかも」、「自分のスキルレベル低い」と感じ悩んだ経験がある。
- 元プログラミングスクール運営企業の社員のためプログラミングの学習に詳しい
- 自分と同じように悩んでいる初心者へのアドバイスが得意。
Webエンジニアになると将来どうなるか知っておこう
Webエンジニアを目指す前に、Webエンジニアになることでどのような将来になるのか知っておく必要があります。
知らないで学習を始めると、
このような状況になりかねません。
まずは、Webエンジニアについて理解をしましょう。
Webエンジニアとはどんな職業?
Webエンジニアとは、Webシステムを作る人です。インターネットを使い、何気なく検索して見ているサイトもWebエンジニアが作ったものです。
一例ですが、普段から利用している有名な以下のWebサービスもWebエンジニアが作ったものです。
- 楽天
- Amazon
上記のような大規模なシステムを作る場合、数百人もしくはもっと多くのエンジニアが関わりシステムを作ります。
Webエンジニアの仕事内容は膨大です。そのため多くの工程を分担して進めます。次はどのような工程にどんなエンジニアがいるか解説します。
Webエンジニアの仕事内容
Webシステムを作るエンジニアがどのくらいいるかざっくりと紹介していきます。
フロントエンドエンジニア
Webデザイナー、HTMLコーダーなども含まれますが、最近のフロントエンドではフレームワーク(Vue.js、React.js、Angular)が使われるため、主にJavaScriptのプログラムを書く人を指す場合が多い。
バックエンドエンジニア
データベースに保存されているデータを扱う人。Java、PHP、Ruby、Python、Goなどのプログラム言語でプログラミングする人です。
他のエンジニア
他にもWebシステム構築に関わるエンジニアはたくさんいます。例えば、インフラエンジニア。
Webシステムが動作するための環境を構築する人。細かくわけると「ネットワークエンジニア」、「サーバーエンジニア」という感じで呼ばれます。
最近は物理的なサーバーの需要が減っており、AWSなどを利用してサービスを構築することが多くなっているため、クラウドの知識が必須となっています。
Webエンジニアの将来性は?
Webを作るWebエンジニアの将来性が気になると思います。
世界中のIT企業の利益が高い
引用元: statista
世界の時価総額のトップ企業のほとんどがWeb・IT企業になっています。IT業界の将来性の高さを理解できると思います。
Webエンジニアの需要も高い
Web・IT企業が高い利益を上げている背景には、Webエンジニアの存在があります。
ITの需要が高まる中で人材が不足して続けているため、今後もWebエンジニアはニーズが高い職業であるということがいえます。
他業種と比較して年収が高い
エンジニアの平均年収は他の業種の平均年収と比較すると高くなっています。
勤続年数が長くなっても給与が上がらないという業種が多い中、IT企業はしっかり昇給する企業が多い上、スキルに応じて昇給する企業も多いです。
Webエンジニアは楽しい
以下の関連記事では僕が「Webエンジニアになって思う本音」を語っています。参考にしてみてください。
【STEP1】 目標を決めよう
ここまででWebエンジニアの需要の高さを理解できたでしょうか。あとは、実際に学習してスキルを身につけることに集中するだけです。
ただしプログラミングの学習を始める前に、考えをまとめておく必要があります。
特に考えずにいきなりプログラミングをはじめると、
このような感じになり、モチベーションが保てなくなります。
プログラミングスキルを身に着けてエンジニアに転職したいのか
プログラミングの学習をしている人の大半はエンジニアに転職したいと考えています。けれども他の目的で学習している人もいます。
- 本業を持っていて副業でプログラミングで稼ぎたい
- エンジニアと仕事をするため、プログラミングの知識が必要
- 学生で就職活動を有利に進めたい
まずはプログラミングスキルを身に着けて本当にエンジニアに転職したいのか考えてみましょう。
エンジニアになれたらラッキーみたいな感じであれば、絶対にエンジニアになりたいと考えて学習している人に比べると、成長もしにくく挫折する可能性も高くなります。
プログラミングの学習期間は?
プログラミングの学習期間をどのくらい確保するか考えます。
いつまでにどのくらいといった目標を設定しなければ、「ダラダラと学習し時間だけが過ぎていく」、「難しいところはあとで調べよう」といった感じになる可能性があります。
個人的には学習に専念できる人で3ヶ月。仕事をしながら転職を目指す人は6ヶ月くらいを目安に学習期間を設定するといいと思います。
【STEP2】 プログラミング学習の環境を準備しよう
実際にプログラミングに入る前に、いくつか準備することがあります。
プログラミングをするPCの準備をする
プログラミングの学習するPCはWindowsでもMacでも問題ありません。iOSアプリを作りたいなどであればMacとなりますが、Webアプリケーションであればどちらでも可能です。
迷ったらSIerに転職希望であれば、Windows。自社開発企業であればMacを使用する確率が高いので、目的に合わせて準備します。
学習をするプログラム言語を決める
最初のプログラム言語の選択は重要です。難易度の高い言語からはじめると挫折する確率が高くなります。また、需要のないプログラム言語では、転職先を見つけにくくなるということが考えられます。
需要の高いプログラム言語と特徴
プログラム言語にも特徴があるので、Webエンジニアを目指す場合には一般的に以下のプログラム言語から始める人が多いです。
- バックエンド(Java, PHP, Ruby, Pythonなど)
- フロントエンド(JavaScript, Html, CSSなど)
学習方法を理解する
学習する方法は、大きくわけると2つあります。どちらでもメリット・デメリットがあります。
- 独学
- プログラミングスクール
独学の特徴
いろんなサービスを利用して学習を進めます。費用は安くなるが、わからない部分を解決できないと挫折する可能性が高くなる。
プログラミングスクールの特徴
費用がかかる。効率よく学習ができる。転職保証や転職サポートがある。講師・メンターが挫折を防ぐために学習をサポートをしてくれる。
【STEP3】 プログラミング学習をする
初心者であれば、どのようにプログラミングの学習をすればよいのか悩むと思います。
学習方法を知っていれば効率よく学習を進めることができるため、「学習のロードマップ」を準備しました。
以下の手順に従って学習をすすめて、Webエンジニアに転職をしましょう。
プログラミング学習のロードマップ
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STEP【Progete】 基礎の学習
引用元: ProgateProgateは1番最初にプログラミングを始める人におすすめのサイトです。
HTML,CSSはProgateでの学習で十分なので、ここでWebページがどうやって作られているのかを理解しましょう。
HTMLタグ、CSSのスタイルは膨大にあるので暗記する必要はありません。よく使うタグ、スタイルは自然と覚えます。
わからない部分に関しては調べてコーディングできればいいので、まずは簡単にタグを理解するだけで問題ありません。
注意点HTML,CSSはプログラミング学習で時間をかける部分ではないので、1週間、2週間程度で次の学習に進むことをおすすめします。
選択したプログラム言語もProgateで学習しておきます。無料プランの場合は上記のように一部の学習しかできないため有料プランに申込して学習しましょう。
有料プランは月額1,078円(税込)なので、最低限このくらいの投資は惜しまずにしましょう。
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STEP2【YouTube/Udemy】 動画サイトでピンポイントの学習
YouTube
YouTubeでもプログラミングの学習ができる動画をアップしてくれている人がたくさんいます。
その中から自分のわかりにくかった部分を解説している動画を見て学習をしてみましょう。
Udemy
引用元: Udemy有料ですが、Udemyにも多くの講座があります。僕もたまに購入して視聴しています。
通常は1万円以上しますが、定期的に割引しているので、そのタイミングをみて購入をしましょう。1,000円〜3,000円程度で購入可能になります。
注意点動画の場合、見ているだけではスキルアップできないので、一緒に手を動かしながら進むと理解が増します。
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STEP3応用のプログラミングへ挑戦
未経験者の場合、自分のスキルをアピールできるのは自分で作ったオリジナルアプリのみになります。
基本学習をベースにして0からオリジナルアプリの開発をしていきます。ここからは応用に入るので、プログラミングの難易度も上がってきます。
独学でエンジニアに転職を目指すか、プログラミングスクールにサポートしてもらいながら学習をすすめるかの選択になります。
独学を続ける場合
基本的な学習を進めてきて、この先応用に入り、オリジナルアプリを作成して転職する準備までたどり着けるのであれば、独学が選択肢になります。
書類選考を通るために評価されるアプリを一人で作れる可能性があれば、独学を続けるのはありです。
または、以下のような人はアドバイスをもらいながら、オリジナルアプリの作成を進められる可能性があります。
- アドバイスをくれるエンジニアがいる人
- MENTAというサービスでメンターを利用する
注意点オリジナルアプリを作成し、公開するまでには、ProgateやYouTube/Udemyで学習してきたプログラミング以外にデプロイして公開するといった部分も学ぶ必要がでてきます。
プログラミングスクールに通う場合
独学で転職できるレベルまでスキルアップするのが難しそう。効率よく学習を進められなくなってきた。
オリジナルアプリを一人でつくる自信がないという人はプログラミングスクールに通うことをおすすめします。
カリキュラムでオリジナルアプリを作り、プログラミング以外のことも学習できるプログラミングスクールを選ぶといいと思います。
受講者が多くて人気なプログラミングスクールTechAcademyがおすすめです。
TechAcademy 転職コース / Webアプリケーションコース / PHP・Laravelコースなど
転職保証が付くコースががありますが、Javaの学習をするのでSIerなどに転職希望であれば問題なし。他を希望する場合でも選択できるコースがたくさんあります。
・オリジナルアプリが作れる。
・良心的な費用で学習ができる。
・どこよりも人気のプログラミングスクール。
まずは無料相談から
オリジナルポートフォリオを作成
上記のプログラミングスクールを選択した場合は、オリジナルポートフォリオはカリキュラムに組み込まれています。(コースによる)
プログラミングスクールを選択する際、オリジナルポートフォリオを作成できるプログラミングスクールをおすすめしています。
未経験者がスキルをアピールできる手段の1つだからです。(他には資格を取得するという方法もあります。)
オリジナルポートフォリオとは
そもそもオリジナルポートフォリオって何か、端的にいうと学習したプログラミングの技術を使い自分で設計し開発をしたものです。
オリジナルポートフォリオに必要なこと
ポートフォリオはどのようなことに気をつけて作るとよいのか、簡単にまとめると以下のような点を含めるといいと思います。
- 自分で考えて作ったオリジナルのWebシステムである
- 設計でこだわったところを記載する
- どんな技術を使用したかを記載する
- テストコードが書かれている
- 公開してある
他にも苦労した部分を記載し、どのように解決したのかをまとめたりするのもいいと思います。
オリジナルポートフォリオの注意点
本をみてそのまま作ったもの、プログラミングスクールにあるカリキュラムで作ったもの(みんなと同じカリキュラム)企業が見飽きているので絶対にやめてください。
【STEP4】 いざWebエンジニアへ。転職活動をする
ポートフォリオができたら、あとは転職するだけです。プログラミングスクール通った人も簡単に転職できると思わないでください。
応募書類を準備する
プログラミングスクールであれば、書類の準備までサポートしてくれます。書き方の指導や添削など。
独学の人は自分の強み、企業へ貢献できる点などしっかりまとめてください。
- 履歴書・職務経歴書
- ポートフォリオ
転職先を探す
転職を経験している人であれば、どのように転職先を探すか理解していると思います。
未経験者の場合、書類選考で落とされやすく面談までたどり着けない場合が多いです。
- ハローワークで探す
- 転職サイトで応募する
- 直接企業のホームページから応募する
- 転職エージェントを利用する
- SNSで企業担当者に申し込む
自分で探して応募しても、未経験者はほぼ書類選考で落とされてしまいます。少し違った方法で自分をアピールできないか考えてもいいと思います。
転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用すると、担当者がアドバイスをくれるので未経験者でも採用されやすい企業などを紹介してくれます。
IT系に強い転職エージェントに複数登録し、希望の企業へどんどん応募しましょう。それなりに応募数も必要なので覚悟しておきましょう。
プログラミングスクールでも転職担当の方がアドバイスくれますが、同時進行して転職先の候補を増やし確率アップします。登録は無料です。
SNSで企業担当者に申し込む
SNSを使う方法は、未経験者にとって良い方法だと思います。希望の企業を見つけてSNSアカウントから連絡を取るという方法です。
応募書類を送るよりは、印象に残りやすい。やる気や思いを伝えやすくなるので面談に進める可能性も高くなります。
どうしてもその会社で働きたいという思い出ぶつかってみてください。僕も面談をしますが、そのような気持ちの部分は重要です。
転職サイトで応募する
人気の転職サイトがWantedlyです。応募数がものすごいことになっているので、採用される可能性が低くなってしまいます。
この中から見つけた企業のSNSアカウントを見つけて近づく方が確率が上がりそうです。
転職先はどのような企業がいいの?
転職先の企業といってもどこでもいいというわけではありません。
Webエンジニアに転職してガリガリとプログラミングをしてスキルアップしたいと考えて転職したものの、計画通りいかない人もいます。
例えば、このような場合も。。。
- ドキュメントばかり整備している
- テストばかりしていて2年が経過した
- 設計はしているが、プログラミングができない
どんなエンジニアを目指すのか、見極めが必要です。一番おすすめと言われるのが自社開発企業です。
大きく分けると、自社開発企業、受託開発企業、SES企業となります。入社の難易度は。。。、SES企業 < 受託開発企業 < 自社開発企業です。
簡単に解説していきます。
自社開発企業とは
自社開発企業というのは、自社でサービスを作り利益を上げている企業です。
- 楽天
- Amazon
有名な上記の企業も自社開発企業です。大手の自社開発は入社の難易度がかなり高く未経験での入社は厳しいかもしれません。
目指してほしいのは、もう少しランクを下げた自社開発企業です。
自社で運営しているサービスなので、開発スケジュールやリリースに関して融通がききます。いろんな部分の工程にたずさわれるため成長しやすいです。
受託開発企業とは
受託開発企業は、クライアントのシステムを受託して開発する企業です。
規模の大きいものから小さいものもありますが、スケージュールや予算の計画を立てて進めます。
会社によっては、いろんな開発にたずさわれるため、スキルアップできる可能性は高いが、スケジュールが厳しく疲弊してしまう場合もある。
SES企業とは
簡単に言うと派遣です(正確には派遣と違う)。自社で開発するのではなく、クライアントの企業へ常駐して開発します。
開発案件に参画できればいいですが、未経験の人はテスト要因やドキュメントの整備などのタスクをアサインされる可能性が高くあまりおすすめされていないです。
まとめ
この記事では、初心者・未経験者の人たちがWebエンジニアを目指すための、学習ロードマップを作成し、転職のイメージをつかんでもらえるような内容にしました。
今は良い学習サイトもたくさんあるので、独学でもプログラミングスクールに通ってもスキルアップはできると思います。
ただ年々、未経験者がエンジニアに転職するのが難しくなっていると感じています。
僕個人としては、良いプログラミングスクールで効率よく学習して、エンジニア転職を目指すほうが良いと思っています。
ものすごく高いプログラミングスクールに通う必要はないと思いますが、自分に合ったしっかり学習できるプログラミングスクールを探すのが良いと思います。
無料体験を受けよう
何社か無料体験・カウンセリングを受けて比較してみてください。どこのスクールが自分に合っているのか確認できます。
おすすめのプログラミングスクール
記事の中でもおすすめしたプログラミングスクールは
他にも、 ポテパンキャンプやtech boostあたりも自社で転職サイトを運営しているため、転職に強いプログラミングスクールとして知られているのでおすすめです。
気になった方はぜひ候補に含めてみてください。
今回は以上となります。最後まで長文を読んでくださりありがとうございました。