今回はWebエンジニアになりたい方に向けての記事になります。
わたしのように他の業界でやりがいを感じることができず、Webエンジニアという職種に転職したいという方。
どのようにWebエンジニアを目指すべきかわたしが行なった方法やその他の方法も教えます。
Webエンジニアへ転職したいなら覚悟を決める
Webエンジニアに転職したいと思ったら、ある程度覚悟が必要です。理由は一定数挫折していく人がいるということ、また技術を勉強し続ける必要があるからです。
プログラミングを始めた頃は、ある程度の吸収力のある人やセンスがある人が伸びていきます。そのような人と比べると自分はセンスがないとか向いていないと感じ、挫折してしまう人がいます。
わたしは新人を教育する立場でもあるため、そのような人を何人か見てきました。わたしはそこで諦めるのは勿体ないと思います。たしかにすごいエンジニアはいます。
エンジニアには天才がいる
いろんなプロジェクトに参画してきて感じるのは、この人天才じゃないかと思うような技術が高い人や知識が豊富な人はいます。
ですが、そのような人たち以外はわたしのような平凡なエンジニアがほとんどです笑。天才にはどうしても勝てないのですが、勝たなくてもいいのです。
平凡なエンジニアと同等のレベルで仕事をこなしていければ問題ありません。平凡なエンジニアになるには、努力で何とでもなります。
Webエンジニアは気持ちが大事
挫折していく人の中には、新しい技術についていけない人がいます。例えば、昔はPHPのプログラムを書くときにフレームワーク使わずHTMLの中に直接プログラムを書いていた時代がありました。
現在はフレームワークを使い、オブジェクト指向という考え方でプログラムを書いていくのが一般的になっています。HTMLに直接書いていた人たちの中には、その時の技術で止まっている人たちもいます。
当然ですが、PHPというプログラム言語の理解はあってもフレームワークの理解がないため、プロジェクトでは使い物にならない場合があります。
PHPというプログラム言語を使えるようになったから終わりではないのです。その後も最新の技術を学ぼうとしなければ、おいていかれるということです。エンジニアを続ける限り勉強し続ける必要があるのです。
それができないため、気持ちが切れてやめていくエンジニアもいます。Webエンジニアは特に必要な技術も多い上に技術の進化も早いです。
あまり学び続けるのが好きではない、新しい技術に興味がない場合はWeb業界はやめておいた方がよいです。組込とかしばらく同じ技術で仕事ができる方向を目指す方がよいと思います。
Webエンジニアへの転職の第一歩は独学
ローカル開発環境を構築してみる
Webエンジニアになる第一歩として、まず自分のパソコンを使いプログラミングしてみることが大事です。
自分のパソコンにプログラムが動作する環境を構築します。ネットで検索するとWindows、Macのどちらでも環境を構築する方法が書いているサイトがたくさんあるので実際にやってみてください。
実際のプロジェクトでも同じように自分のパソコンに環境を構築して、プログラムを作成していくので勉強にもなります。
XAMPPなどパソコンに入れるだけでWebアプリケーションを開発する環境を作れるものもあるので、最初はそのようなものでも構わないのでやってみましょう。
本を購入してみる
何でもそうですが、ネットの情報は古い情報もあるため新しい本を購入して本に書いている内容を自分のパソコンで試してみるという方法も良いかと思います。
本には開発環境の構築方法も書いてあるものもあるため、そのような本を購入するのも良いかもしれません。
最初はPHPあたりが簡単なので試してみるとよいかもしれません。タイトルに「入門」とか「初級」と付いた本を選びましょう。
ネットで学習する
プログラミングを学ぶことができます。以下のサイトではプログラミング初級者にわかりやすく動画などで説明しているため、使ってみると良いかもしれません。
- ドットインストール
- Progate
- Paiza
このようなサイトは、初心者用と言われていますが、新しい技術が出た時にどんなものなのか試したりする場合に、わたしも利用することがあるのでおすすめです。
動画の場合、操作方法がわかりやすいため本で挫折してしまう人はおすすめです。
Webエンジニアへの転職するためにスクール付きの企業を探す
スクール付きの企業というのは、主にSES企業になります。社員をお客様先に派遣している企業です。新人の場合は先に先輩社員が入っている企業に入れてもらうことが多いです。
そのような企業は年齢制限がある場合が多いですが、スクールで数ヶ月かけて基本的なことを学び、その後先輩社員の下に派遣されるというパターンが多いです。
未経験でWebエンジニアとして会社に入るのは、少しハードルが高くなるためスクール付きでその後先輩社員の下で教えてもらいながら仕事に慣れることができるのでメリットです。
スクールで学んだ技術は現場で学ぶことに比べると、ほんの一部なので早く現場に出て現場から学ぶことをおすすめします。
Webエンジニアになるためにクラウドソーシングで実績を残す
ある程度、自分でいろんなプログラムを動かしてみて自信が付いてきたら、HTMLのコーディングなどの簡単な依頼でも受注してみるのも良いかと思います。
安くても実績として残せるのと、何より仕事して自信がつくのがよいです。少しずつできることが増えるといろんなお仕事を受注できるようになります。
Lancersなどのクラウドソーシングで実績ができて、そのままフリーランスになるというのも一つの方法ではあります。
ですが、わたしは最初は企業で学んだ方が良いと感じます。
Web制作なのでHTML、CSS、PHP、JavaScriptあたりができると作れるのですが、プログラムの基本を学ぶという点ではJavaあたりを学んだ方がいいと思います。
PHPの場合は、手軽に使える言語として人気が高いですが、PHPのみしか知らない人は型の理解などできていない人が多いです。型を理解した作りができない人が多いと言った方がよいかもしれません。
自分がどのようになりたいのかにもよりますが、将来的にフリーランスになったとしてもJavaの案件は業界では一番多いので、理解しておいて損はしないですね。
Webエンジニアに転職するための最低限できるようになること
20代後半くらいになると未経験での転職は厳しくなってきますが、できることを増やしておくことで転職は可能です。
HTML・CSS
HTML、CSSは簡単なレイアウトを作れるくらいできればなんとかなります。Webエンジニアとして仕事をするようになるとそれなりに理解がある方がいいのですが、転職時は簡単に理解できている程度で大丈夫です。
仕事を始めたら嫌でも覚えてきます。まったく使ったことがないというのだけは避けておきましょう。Sass、LessなどのCSSプリプロセッサと呼ばれるプログラムのような書き方ができるものもあるので現場で使われている場合は使えると重宝されます。
プログラム言語
Webエンジニアとして転職する場合は、年齢や転職する企業にもよりますがベンチャーなどの企業であれば、PHPの基本くらいできていれば可能かと思います。
PHPはサーバーサイドのプログラミング言語ですが、フロントエンドの言語であるJavaScriptも使えると採用の確率は上がります。フロントエンドとサーバーサイドの両方できるとアピールできるためです。
WordPressはPHPで作られており、ブログや企業サイトで多く使われている人気のサービスですが、会社のホームページを作ったりする企業ではよく使われていますが、SES(派遣のような業務形態)ではほとんど使われません。
どのようなシステムなのかを知っておくのはいいですが、どちらかというとフレームワークについて学ぶ方がよいかもしれません。LarabelやCakePHPあたりがおすすめです。
git
gitはWebエンジニアだけでなくプロジェクトに関わる人のほとんどが使うソースコードの変更などを管理するシステムです。
プロジェクト内でgitの初心者の人が他の方のソースコードを消したりすることがよくあります。そうするとプロジェクト全体に迷惑がかかるため、gitの使い方を覚えることが必要です。
実際にエンジニアになって仕事し始めてからでも良いと思いますが、いずれ学ぶことになるということを覚えておきましょう。
IT用語
IT業界に転職する場合に大変なのが、IT用語です。現役で10年以上経験があっても知らない言葉がたくさんあります。わからない用語はその都度調べて理解していくようにしましょう。
Webエンジニアに転職するための面談対策
転職する際に面談をうけると思いますが、やる気があるかが重要なポイントになってきます。業界的には向上心がない人は成長しないと思われる傾向があるため、未経験の場合は重要になってきます。
実際に勉強したり、作ってみたりしたことをアピールしていくこと。プログラミングが好きなことを伝えていきます。エンジニアの仕事として設計などの業務もあるのですが、最初はプログラマから始めたいことを伝える方がよいと思います。
どのような企業に転職したいのか、募集している企業の募集要項を見てやってみたいことを探すのも一つの手段です。おおすすめはITエンジニア求人の数が多い、以下を候補に。
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Webエンジニアへ転職についてまとめ
Webエンジニアになるためにいろいろな方法をご紹介してきました。プログラムを書いたりシステムを作ったりすることが好きな人は続けていける業界です。
勉強が嫌い、新しい技術を吸収していくのが苦手な人は他の業界に行った方がよさそうです。
センスがある人とない人はいますが、最初はそれほど意識せず他人と比べる必要もないと思います。
独学である程度実績を作ってから希望の企業へ転職しても良いですし、まったくの未経験からスクール付きの企業で学びWebエンジニアになっても良いと思います。
自分に合ったスタイルでWebエンジニアになる道を考えてみてください。